パルパイヨ亭気分。

四銃士が周囲を気にせず語り合ったパルパイヨ亭で語る気分で。

無念。

2022年07月09日 | タイムズ魂
安倍元首相が凶弾に倒れた。彼の政治手法は許せないほど嫌いだったが、人物そのものを嫌っていたわけではない。本当に心が痛む。
何より、江戸末期でも明治でもなく、令和の今、政治家が凶弾に倒れたことに驚く。
さんざん明治時代を美化して、国民を敵味方に分断し、SNSで嫌な罵り合いが行われるようになった原因を作ったとも言える元首相がこんな形で…
まだまだ説明責任を果たしてないし、安倍氏に疑問を持つ国民はこれからも追及し、それに答えてもらう必要があった。追及する側も無念だし、何より明日もあると思っていた人生を突然奪われた本人が一番無念だろう。本当にいたたまれない。ただただご冥福を祈るばかりだ。

それでも日本は円安、物価高、賃金安、電力問題…もろもろ抱えながら進んでいかねばならない。
最悪のシナリオは安倍氏の遺志を継ぐ世論が高まり、防衛費倍増、9条改憲、そして中国との果てしもない軍拡競争を容認することだ。
国民は冷静でなければならない。熱狂した時、戦争は起きる。

改憲だって、臨時会の開会時期明記や内閣の解散権明記など、やるべきことはある。
だが、9条ありきの改憲ではいい議論にならない。国民はそんなに改憲が必要と思うなら、どうして、何条の改憲が必要なのか、各々意見を持たねばならない。

自分たちの国を自分たちで守ると言うなら、自衛隊に守ってもらうのは他力本願だ。
兵役の義務を容認する前提がなければこの議論を口にする資格が無いと、あえて言おう。
中国と軍拡競争を繰り広げても、国力に差がある中国には勝てないし、戦争になったら国民を守れない。
軍事費倍増案に対しても冷静な判断が国民に求められる。

改憲が、軍事費倍増が、今の日本社会においてそんなに優先順位が高いのか? しっかり考えた方がいい。

そして、選挙に行こう。
投票率4割程度、自民党の絶対得票率2割強程度で、多くの議席を占められ多数決で日本の行く末を決められていいのか?
そんな一部の人間で決められる政治は、みなが奇異と思う北朝鮮と何ら変わらない。
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