山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

(21)久住をたっぷりと歩いてきました

2019-04-08 18:30:22 | 九州の山

4月6日 (土) 快晴

毎年春には、ロングを歩いているのだが、今年はいわゆる17サミッツを歩いてきました。

ロングの時は最近は風来坊さんと一緒の事が多いのだが、今年は療養中のため、一人で~~

金曜日の仕事を終え、自宅で入浴、夕食を終えてから出発。

長者原の駐車場に、午後10時ごろ到着し、目覚ましを3時にセットして眠る。

3時起床、大曲へ移動して準備、スタートする。

今回は反時計回りに回って、最後に三俣山へ登り下山予定。

ルート、タイムスケジュールはYAMAP

 

きついルートということは判りきっているが、最後の三俣山南峰への500mを越える直登がなんといっても正念場。

そこまで余力を残していけるかがポイントだろうなあ!

などと不安がよぎるが、「まあ。いけばなんとかなるやろ!」

なんとかなりました。(^o^)

 

大曲        3:38

牧ノ戸峠     4:08

星生山      5:40

久住山      6:33

天狗ヶ城     7:02

中岳        7:17

稲星山      7:40

白口岳      8:01

鉾立峠      8:26

立中山      8:53

段原        9:56

北大船      10:00

大船山      10:19

坊がつる     11:08

三俣山南峰   12:41

三俣山本峰   12:55

大曲登山口   13:52       10時間14分(休憩含む)

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無人の大曲を出発する

風が少しあり、寒い。ダウンを羽織って歩き始める。

途中牧ノ戸から下ってくる登山者とすれちがう。挨拶だけして離合

また会うもねえ?と思うが顔も判らんので~~

牧ノ戸峠でダウンを脱いで登りに取りつく

暗い道を歩きなれていないので、序盤は慎重に足を運ぶことに

沓掛山を過ぎたところでヘッドランプにマンサクの花が浮かび上がった

 

      

扇が鼻分岐が地下ずくと空が白み始める

一座目の星生山

朝駆けの登山者が3名いらっしゃった

こういう景色もいいもんだ

でも普段は眠たい、寒いでなかなか腰があがらんのよねえ

星生崎あたりで太陽が

淡々と歩いて、久住山へ

ここらあたりずっと、風が追い風で、楽に歩けた。

後ろから、て応援してくれているようだった。

「坊っと歩いてんじゃないよ!!!」

チコちゃんに叱られず、良かったなあ!

 

次は天狗ヶ城へ

行動食を少しづつとりながら行こう

景色がいいんだよねえ

今日計画した人にアッパれ進呈!

俺か?(大笑い)

中岳へ登る途中登山者と今日初めての会話

何度か17サミッツやられたことがあるようでアドバイスいただきました。

 

稲星山へは白口別れまでいったんに下って

登り返すと、山頂だ

今日の完歩を神だのみする(^_^;)

 

それにしてもいい天気だ

北には英彦山、犬が岳、西に雲仙がクッキリと見えていた

白口岳へ向かおう

このあたり、爽やかな朝日を浴びての稜線歩きが気持ち良かったなあ!

イワカガミの葉が艶々と

白口岳からは坊がつるがマッポシ

急斜面を慎重に下って、鉾立峠へ

馬酔木が見頃になっていた。

鉾立峠で、おむすびを二個いただく。腰を下ろしての休憩はここだけでした。

10分ほど休んでから後半戦だ

一登りで立中山

ここから段原コース出合までは初めてなので地図とGPSで確認しながら行く

思いのほか、踏み跡目印はしっかりとしていた。

迷うことなく交流し段原へ登りにかかる

ここで、ストックをダブルに変えて登って行く。(久しぶりのダブルストックでしたが、楽さが身に沁みます)

日頃使ってないから、有難さがよく判りますね。

段原手前で追い越した登山者は、私と逆コースの若者だった

エールを送って別れ北大船へ

取って返して大船山

山頂にお一人だけ

静かな山頂をちょっとだけ楽しむ

後は三俣山を残すのみ

坊がつるへ下ろう!

 

野焼の終わった坊がつるにはハルリンドウが咲き始め、疲れをいやしてくれた。

炊事棟で顔を洗いリフレッシュ

いざゆかん!

取り付きから見あげる、三俣山南峰

サスケでいう所の、そり立つ壁である。

ここを登るのは三回目であるが、今回は一番きつかろうなあと覚悟を決め登り始める

所弁の樹林帯は黒土がまだ湿っていてかなり滑りやすく会力を奪われる。GPSをみてもなかなか標高も稼げていない。

おまけに気温も上昇し、太ももが痙攣しかかってきた。

アミノバイタル、68番、塩を飲んで休み休み登る。

しかし、ここで頑張らんでいつ頑張る?!「今でしょ!」

歯を食いしばって登ると樹林帯は終わり見晴らしが良くなってきた。

岩も現れかえって登りやすくなってきて、勾配が緩んでくると山頂も近い

やった!ついたよ~~!

 

本峰へは少し下って登り返す。

これが最後のピーク

万歳したかったけど、登山者が多かったので自粛(^_^;)

個人の目標で11時間にしていてあと1時間半ほど残すのみ。

頑張って帰ろう

下りになると登りの苦しさはどこへやら

快調に下って13:52大曲登山口へ

なんとか完歩、目標達成できました。

 

給水の仕方はまだまだへたくそですね。今回も体は脱水気味でした。

登りは大して速くないのですが、下りのスピードでカバーした感じです。

でも、たまにはこういうのもいいですね。

膝、腰、肩痛みも出ず良く持ってくれました。

サポーター、湿布を準備してましたが不要でした。

また来年、きつい楽しいやりたいですね。!

 

思ったより早く下山できたので、白泉荘に水汲みに行き、男池で花散策後、温泉で汗を流し帰福。

良く遊びました(^o^)


カラ迫岳、熊渡山

2019-04-03 19:56:47 | 福岡県の山

3月31日(日) 曇りのち晴れ 北の風寒し

 

カラ迫岳山頂から、馬酔木越しに御前岳釈迦が岳

 

久住に行くつもりで迎えた週末だったが、寒気が入り風も強く寒そうなので、計画変更。 はま3のレポをみて、お初のカラ迫岳へ行ってみることにした。 沢沿いの可憐な花たち、シロキツネノサカヅキという、奇天烈なキノコの仲間 合えるかなあ! 駐車場から歩き始めた途端シロバナネコノメソウの群落 ハルトラノオ、ホソバナコバイモなどどんどん出てくる出てくる!(^o^) サバノオもあったがまだ花弁を閉じていたので下山して時に写真を撮ることにして登り始める。 金鉱山の坑道跡や、国境石(これは小石原にも結構あったなあ!天領日田の周りに結構多いのかなあ?)を見ながら山頂へ 展望良く、360度山に囲まれた景色 南東間近には御前岳、釈迦が岳が見える。なかなかいいねえ! 時間も早いので熊渡山まで足を延ばしてみることにする。 ここからは植林の多い尾根道。 花も少なく歩きに徹する。 案内に、熊渡山5kと書いてあったが、1時間15分ほどで到着(どう考えても5㎞はないよなあ!せいぜい3㎞ぐらい?) 展望なくすぐに引き返し風の当たらない鞍部で昼食 再びカラ迫岳山頂に戻って、西コースで下山する キツネさんにも何とか出会え良かったなあ!

登山口には私の車が一台、下山しても一台、誰にも会わず

4月13日が山開きなので皆さん自粛かな??

歩き始めるとすぐにお花畑状態から始まる

 

フウロケマンやホソバナコバイモなど

 

感じの良い谷の両側にいろいろ咲いてますが、日が差さないので下山時に撮影することにして先へ

東ルートで登る

金鉱山の後などもあって,鯛生金山も近いからなあ!

 

尾根に上がるとカラ迫岳のもっこりとした山頂が見える

国境石などもあるが、天領日田との国境が結構厳しかったようですね。峰入り古道の岳滅鬼峠にもあったよな!

 

展望の良い山頂

でも山の名前はさっぱりわからん

万年山や、涌蓋山がかすかに見えていた。

熊渡山へは、今までと変わって整備された登山道ではなく、いかにも歩く人のすくない縦走路といった感じ。

ほとんどが植林で、小ピークを次々乗り越えて行くので案外堪える。

山頂の展望は無し

寒いのですぐに引き返し、風のない鞍部で昼食

花も多くは見られず

ツクバネソウ、シュスラン

クロモジ  イチヤクソウなど

非常に少なく感じました

色の変わったヒサカキはカラ迫岳のの下りで

 

西コースにはギンリョウソウの咲き始め

アキノギンリョウソウの花後等

 

沢に下り立ち、花をゆっくり楽しむことにしよう。

シロバナネコノメソウはとても多いですねえ!

 

 

ユリワサビも多いねえ

セントウソウも群生

明るさが足りず半ばピンボケ

タチネコノメソウ

ハルトラノオは終盤か

行きも帰りも開いてはくれませんでした。(+_+)

見たかった、シロキツネノサカヅキ

形、配色ともに個性的ですね。見れて良かった~~!

来るときは、やめまで高速道路を利用したが、合瀬耳納トンネルが開通していたので、トンネル経由でうきはへ抜け、朝倉経由で帰りました。