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市民政治が政党政治に勝った…パク・ウォンスン、ソウル市長野党圏単一候補に

2011年10月04日 | 南域内情勢
市民政治が政党政治に勝った…

パク・ウォンスン、ソウル市長野党圏単一候補に

アンホンウク・チャン・ウンギョ記者ahn@kyunghyang.com



●パク弁護士は3日ソウル、奨忠体育館で開かれた野党圏統合候補選挙戦で最終得票率52.15%で、45.57%を得た民主党パク・ヨンソン議員(51)を越え1位を占めた。

民主労働党チェ・キュヨプ(58)は2.28%。


パク弁護士は1~2日実施された世論調査で57.65%、パク議員(39.70%)を大きく先んじた。 先月30日陪審員団評価ではパク弁護士が54.43%台、44.09%のパク議員に勝った。

パク弁護士は当初劣勢が予想された国民参加競選でも46.31%を得票、組織力で先んじるパク議員(51.08%)に4.77%ポイント差に迫った。

現場投票形式に進行された参加選挙戦には選挙人団3万2人中1万7891人(59.6%)が参加、20~30代若年層も大挙投票場に足を運び‘パク・ウォンスン風’を後押しした。

パク弁護士の勝利は既存政党政治に対する有権者の警告、新しい政治への変化欲求が含まれているとの分析もある。
‘風対組織’の競争で、民心掌握で先んじたパク弁護士が勝利したのだ。


●パク弁護士は候補受諾演説で
“変化を望むソウル市民が勝利した”
“もう私たちがハンナラ党とイ・ミョンバク政府を越えて、新しい時代を開くことができるという信念を持てた”
“10月26日、過去の時代の終列車を見送り新しい時代の一番列車に乗って旅立とう”
と話した。
パク弁護士は民主党に向かっては
“私たちは一つになった”
と話した。

民主党、民主労働党、国民参加党など野党とパク弁護士など市民社会は、この日共同政策合意文を採択した。 また今後、ソウル市の市民参加型民主政治組織を共同運営し、さらにパク議員とチェ所長は共同選挙対策本部長を引き受けることになった。

●これで
ソウル市長選挙は、パク弁護士とハンナラ党候補のナ・ギョンウォン最高委員(48)の対決の構図ができ、選挙戦が本格化することになった。

北韓崩壊論は虚構だー李鳳朝元統一部次官

2011年10月02日 | 南北関係関連消息
★月刊中央10月号に李鳳朝先生の特別寄稿文が載った。久々のメールに添付されていた。
刺激的なタイトルに、副題として
「韓半島競争力を強化する総合的経済共同体推進計画が必要…、統一部長官交替を対北政策一大転換の機会にせよ」とあった。

全文の訳はご勘弁を!
元統一院院長、現在も研究員として在籍、南北問題を見続けてきた経験と実績に裏打ちされたド迫力の論文である。あくまでも事実に基づいた理性的分析と実用的な提言が印象的だ。ややもすれば感性に流れやすいキライを警戒するよう諌めている。

最後に、新任の統一部ユ・ウイク長官への5つの苦言。その部分の頭の部分だけを、以下に。N


1.南北頂上会談を!その前提は6.15、10.4履行姿勢表明だ。
2.5.24措置を維持しつつ、国益重視の柔軟な対応が必要
3.前任者の「待つ戦略」を放棄し、…動く時!
4.韓半島の競争力強化、国土の均衡活用を。
   ※この部分でロ・北・韓ガス管連結問題言及
5.対北政策のパラダイムを東北アジア次元に拡大し、対北政策に一大転換を!




"北側も南北関係改善意志あった"

2011年10月02日 | 南北関係関連消息
"北側も南北関係改善意志あった"

7代宗教団体首長北朝鮮訪問後、キム・ヨンジュNCCK総務とのインタビュー

統一ニュース 金致カン

※統一ニュースの編集局長、健在だ。昨年の10周年に随行取材に来た。耳塚、丹波マンガン炭鉱を取材し、京都の街を歩いた記憶が蘇る。
長い、長いインタビュー記事、その中の一節だけを味わってください。N


「平壌の雰囲気に対しては
“意外に2012年強盛大国スローガンはなく,
正確ではなが
‘私たちの足はこの土地を踏み、私たちの目は世界を見渡そう’スローガンを見て、少し新鮮に感じた”
“平壌は活気に満ち、通りもきれいに整理されているようだった。 各種建設事業が活発に進んでいるようだった”
と伝えた」


「投票2012」、名古屋からスタート

2011年10月01日 | NPO三千里鐵道ニュース
先月25日、名古屋において産声を上げた。会長に都相太氏が就任した。
ネットサーフィンしていたら、この韓国在外同胞参政広報団体のフェイスブックが見つかった。
見慣れたパネラーとコーディネーターの名前が目に飛び込んできた。(詳細はそちらを検索)

名古屋に続く集いが、大阪(11月12日)、神戸(10月30日)でも開催される予定。
この動き、どのような広がりを見せるのだろう。 N


映画‘ルツボ’…世の中を変える‘映画の力’

2011年10月01日 | 管理人のつぶやき
★光州の身体障害者(聾唖)学校での性暴力事件を扱った映画が、今話題を通り越して社会変革の台風の目になろうとしている。最貧層、人間弱者に向けられた暴力、狂気を、観客も己の境遇とダブらせたのであろう。おりしも米軍の少女に対する性暴力現行犯を、警察が不起訴にして所属部隊に返した事件も起き、併せて世論の関心を集めている。N


映画‘ルツボ’…世の中を変える‘映画の力’

映画<ルツボ>(写真)のはじめは微弱だった。 人気作家コン・ジヨン氏のベストセラーが原作、製作費数十億ウォンの商業映画とは違う次元であった。

内容は暗いし、スター俳優や監督もいなかった。 投資・配給会社内部でも、反対が少なくなかった。その上、興行に不利な‘青少年観覧不可’…。
興行展望は明るくなかった。

しかしマスコミ試写会直後から
‘よく出来た映画’という噂が広がった。 ツイッターなどソーシャルネットワークサービスで映画を先に見た人らの好評が相次いだ。 封切り前前売り占有率1位、22日封切り後週末ボックスオフィス1位を占めた。
封切り5日で100万人の観客を集めた。

観客の反応は熱かった。 地方のある障害者学校で起きた性暴行事件を取材した小説を映画化した。
映画を見た観客は‘怒りのルツボ’に陥った。 性暴行事件が核心だったが、警察の腐敗、公務員の無事安逸、宗教集団の狂気、法の無能などが同時に描かれている映画であったのだ。

ファン・ドンヒョク監督は“社会を告発するという心情で作ったということよりは‘こうしたことが実際に起きた’ことを見せてあげたかった”と話した。
しかし、現実を直視した観客は怒り、市民は行動し始めた。

28日午後8時現在、5万人余りがインターネット ポータル ダウム、アゴラで光州イナ学校性暴行事件再調査を要求、8万人余りが児童対象性暴行犯罪の控訴時効を廃止しろと請願運動に参加した。

与野党を問わず政治家たちも相次いで論評、関連法を作るという。 警察も再捜査を始めた。 教育科学技術部、保健福祉部も実態を点検すると。

映画はたびたび社会世論を喚起させた。
しかし大部分関心は長引かなかった。
真犯人を捉えた映画、法を作った映画はなかった。 映画評論家カン・ユジョン氏は
“映画は世の中に対するサイレンのようなもの、サイレンが鳴り止めば沈静化する”と話した。

しかし、<ルツボ>は違う。
事件が浮上し6年間、少しも動かなかった官僚と政治家たちが、映画封切り1週間であたふたと動き出した。


釜山国際映画祭チョン・チャンイル プログラマーは
“<ルツボ>の興行は韓国観客が、どの国より目覚めているという点を立証した”
“娯楽として終わるのではなく、いつでも公論の場に連結されることができるということが、映画の魅力”と話した。

<ルツボ>が世の中をどれくらい変えて行くのか注目される。


野党圏競選TV討論で、パク・ウォンスン1位

2011年10月01日 | 南域内情勢
昨日の30日深夜に結果が出た。

全野党陣営ソウル市長候補選出のためのTV討論陪審員評価で, 市民候補のパク・ウォンスン候補54.4%、パク・ヨンソン民主党ソウル市長候補44.1%、チェ・キュヨプ民主労働党候補1.5%と結果が出た。

先の合意により、TV討論30%、世論調査30%、10月3日国民選挙40%で進行される。

10日3日まで目が離せない。N