「mail」
届いた誘い
虚しくさせる
契約交際の文字
報酬を払うと言う
見知らぬ僕に
貴女の心を思う時
悲しく心が痛む
愛情に飢え風吹く心
甘い罠か判りはしない
返信もしない
ただ虚しさだけが
悲しみだけが僕を襲う
本心なれば悲しい人と
助けてあげたいと届けない思い
貴女の心へ!
「秋誘う 不信陥る甘い罠 人の心を 買う貴女誰」
「mail」
届いた誘い
虚しくさせる
契約交際の文字
報酬を払うと言う
見知らぬ僕に
貴女の心を思う時
悲しく心が痛む
愛情に飢え風吹く心
甘い罠か判りはしない
返信もしない
ただ虚しさだけが
悲しみだけが僕を襲う
本心なれば悲しい人と
助けてあげたいと届けない思い
貴女の心へ!
「秋誘う 不信陥る甘い罠 人の心を 買う貴女誰」
「秋雨」
ぽつり落ちりし
一滴覆い手流れ
寒さを誘う
昨日の夏は今日何処へ
虫の声細く響きて
君揺れて
月夜が薄く照らすのは
貴女の姿哀愁に
誰を思いて憂いに満ちる
秋の訪れ共に宿りや!
「物思う ススキもほけて 薄き月」
「雲間」
木立揺らして風が行く
陽はそそぎ蝉惜しみ鳴く
蝶休みて揺れる花
夏を惜しみて眠るまで
限りある命を感じ
日差しの恵み受けながら
哀愁誘いもの悲し
君の笑顔に影が射す
何を思いて見つめている
君の横顔は!
「何想う 命の終わり自然なる 風を感じて 佇み静や」
「指定席」
琥珀色輝く氷
クルクル回り光を受けて
七色に変化する
溶け出して漂う琥珀
水流模様透き通る
ダイヤモンドに魅せられて
心の時が停止する
流れるリズムスローに遠く
心を酔わす我浸る
秘めたる世界明かす事なき
一人の時が安らぎ与え
思考刻みて英知生む
カウンター一番左
我指定席交わす言葉は
僅かななれ我を見つめる!
「一人なる 思い巡らし呑む酒は 会話僅かに 我哀愁」