ちょっとショックだったこと

エナリが受けたテストの結果が返却された。
一応面談で学習アドバイスなんかもしますので…って電話で言われて
教室に直接取りに行った。

面談で会った先方の名刺を見て「あ、これって…」
実は面談したその塾の講師、知ってる人だった。
去年コナンが夏期講習を受ける際のこと、
申込みクラス２つのうち、どちらにしようか迷っていて
コナンとしては上のクラスにしたい、って言ってて、
私としても上のクラスの方が講習の時間的に都合がよかったのね。
だけど、初めてお世話になるところだったからレベル的に上のクラスを
希望してもついていけるのか、ってことが心配で
本部に電話をかけて問い合わせをしたのね。

その時は事務のお姉ちゃんが対応してて「担当講師から電話させます」って言われ、
電話をかけてきたのがまさにその講師だったんだよね。
その後も何度もテストとか直前講習とかでお誘いの電話とか
夏期講習中の授業態度などの報告、夏期講習後に転塾しないかとの勧誘など
とにかく何度も電話で話してた相手。
でも顔を見るのは初めて。

「ああ、むやみに熱い男だったな」と思う私。


で、テストの答案を先に見せてもらったんだけど、全ての素点が比較的高得点。
面談した塾の先生が「自信あった科目とかある？」ってエナリに聞いたら
「算数」とエナリ。実際見てみると90点で、なるほどすごい結果。
国語は75点で惜しかったんだけど、やっぱり漢字ミスもあり「もったいないね」と先生。

意外にすごいじゃん！と思った私。
ところがその次に見せてもらった成績表を見て愕然。

国語と算数、平均点がそれぞれ70点と85点で、いずれもかろうじて平均を上回った程度。
しかし、他２つが平均点を下回っていて（それぞれ平均から10点くらい下）
結局総合では平均を５点下回ってた…

素点が高かったのは、ただ単純に問題が簡単だったってことなのね。

同じ種類のテスト、実は３年生のときにコナンも受けていて、もちろん問題は
同じじゃないから単純な比較はできないんだけど、
あのときのコナンは成績上位者の一覧の中に載ってたことを考えると
ああ、コナンはすごく出来てたんだ～って今更ながら思ったりして。

まあ、平均を切るラインか～ってところも結構我が家としては衝撃だったけど、
それよりももっと衝撃的だったのは、その塾の先生の態度だったね。

「年に何度かこうしたテストもありますので、機会があれば参加してください」
程度のコメントで面談も８分で終了したのね。
ところが、この先生去年はすごく熱心、というかしつこいくらいの勧誘と褒め殺しで
夏期講習中に、当時通っていた塾について「通う人も減ってるみたいだよ」とか
ネガティブなことをいろいろ言ってしつこく転塾を勧めてたくらいだったから
その持前のしつこさで「ぜひ冬期講習にも」とか「通塾すればもっと伸びる余地がありますよ」
とかいくらでも営業文句出てくるんじゃないかと思ったけど、
コナンを勧誘していたあの感じが全くなく、むしろ「来たかったらまた来てよ」くらい
あっさりしたものだったのよね。

相手はあまたの生徒や保護者と対面したり電話で話したりしているだろうから
コナンのことも当然覚えてなんかいないだろうし、ましてや私と電話でやりとりしたって
ことも全く覚えてないんだろうけど、なんていうのか、はっきり言って

「軽んじられている」

そう思ったわよね。

それってコナンみたいに成績が良かった子に対しては
塾の実績につながるから丁重に扱うけど、エナリみたいに平均下程度の子に
対しては別に来ても来なくても実績としておいしい高校には入れないだろうから
まあ「来る者は拒まず」的態度で当たり障りなくする、ってことか？
そう思わせるような感じだったね。

なんかそういうある意味「人に合わせた対応」が辛かった。
まるでエナリは価値がない、みたいな扱いを受けたようで。

まあ、確かに基本おバカなんだけど…

サボさんにそのことを話したら「そんなに違うんだ」と驚いてた。
親として非常に微妙だった。

公文をやってたからかろうじて国語と算数は平均点を上回ったと言えるのか
その程度の上回り方なら、公文がなくても同じだったのかとか
またサボさんと、今後どうあるべきかをたくさん議論することになった。

うーん。塾ってシビアだね。
今まで比較的どこでも好意的に接してもらっていたけど、この先はそうでもないのかも。

微妙すぎる面談だった。