さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

動物園に早変わり

2008-11-20 17:11:33 | 東京ライフ
べびざる幼稚園で今月の頭に多摩動物公園へバス遠足に行った。
ここ数年バスを出すくらい大きな遠足はなかったようなのだけど
区がバス代などを出してくれて今回実現したらしい。

でも多摩まで行くのに車で1時間半くらいかかるという。
お帰りの時間がいつもと同じだから、実際に滞在する時間は短いと
思うんだけど、それでも子供たちは大喜びして言って帰ってきた。

その体験を踏まえて、ということで
幼稚園では大きな箱を各家庭から集めて動物を作ります、と言っていた。
それで何日かかかって頑張って子供たちが多摩動物公園でみた
動物を完成させたので、ぜひ見に来てくださいとまた招待状をいただいた。

お迎えに行った後で教室の中に入ると、そこは動物園になっていた。
年少2クラスがそれぞれ動物園を開いていて、
それぞれのクラスで同じ動物もあれば、全然違う動物もいたりして
それぞれ子供たちが「作りたい」と思うものを一生懸命作っている様子が
うかがえてとてもよかった。


べびざるさんがつくったのは「しまうま」

プリンカップの顔に箱の胴体、足はトイレットペーパーの芯。
ちゃんとビニールテープでしましまにして完成。
頑張りました!

壁面制作の作品も見ることができて、
子どもたちがつくった柿の木やリンゴの木の下に
立体自画像が貼られていた。

胸の赤いのはバッジらしいよ。
すごくかわいくて100%ORANGEの絵みたい。
胴体の一部の裏側に画用紙がついていて、その画用紙を壁に貼っているから
体自体が「びよーんびよーん」って動く。

こざる園も子どもの感性を大事にしていたけど、
やはり壁面制作や絵画も小さな工作も「出来上がり予想」というのがあって
みんなそれぞれデコレーションは自由にやったりするものの
ある程度の範囲内での自由という感じだった。
札幌でべびざるが通っていた園は年少だったからかもしれないけど
本当にぎりぎりのところまで先生がやって、簡単なことを子供たちがやる、
という感じに近かった。先生の関与度の違いはあるけど
札幌で二人がそれぞれ通っていた園は、先生の綿密な準備のもとに
工作なりお絵かき作品づくりがなされていた。

ところがこっちの幼稚園は先生が「動物園遊びしようね」といって
こういう工作を作らせるにもそれぞれが好きな動物を作ってよくて
それを作るために必要な道具も子供たちが「これ使ってもいい?」って
言ってきて初めてテープや色画用紙を渡す、
動物ができた子が「私フラミンゴになりたいの」と言い出せば
「どうぞなってください」と言ってフラミンゴになるには
何が必要かを考えさせて、欲しいと言った材料をそこで初めて与える。
「フラミンゴになるんだったら、こんな色でこんな道具だったらどうかしら?」
と先生は一切提案しないところがすごい驚き。

だから最初は工作で動物を作るというのがあったんだけど
そこからフラミンゴからいろいろな動物になる子たちがあらわれ
(べびざるはなぜかこうもりになっていた)
動物になった自分たちの「すみか」が欲しいと言い出して家造りの材料を
それぞれもらい(といっても段ボール関係だけど)
誰かがそこを探検したいと言って、トイレットペーパーの芯を二つつなげて
双眼鏡をつくり、だれかが地図をつくって探検の道具も作って…
という具合にどんどん当初の予定から遊びが広がっていく様子に
毎度圧倒されている。
予想外の展開にも特に困ることもなく、先生たちは帰りの時間までに
うまーくうまーく子供たちを操って、都度好きなものをたくさん作って
たくさんごっこ遊びをやって帰ってくる。

もう全然自由遊びだけの幼稚園なんだけど
自由遊びといいながらも、創造的思考を助ける仕組みができているというか
ただ一つの遊びだけをたくさんやらせる仕組みではなくて
必ずうまく発展させるような仕組みがあることに感動。

いつもながら、公立の幼稚園って保育料安いのに、きちんとやってくれてるな~
と感動する。作りこんでいないのに、子供たちはすごい力を持ってるな~
ここを卒園させてあげられないのが非常に残念。

来週は保育参観と個人懇談があるので、べびざるさんの様子が聞ける模様。






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