去る7月8日。久し振りに大阪の本町で先輩と飲んだ。
いつもながらグルメで、センスの良い先輩に連れられ、大阪は本町のこじゃれた
和風の店に連れて行ってもらった。
うまい酒と魚に舌鼓をうち、気分良く大阪に宿泊し、翌朝、鶴橋から8時過ぎの
近鉄特急に乗った。その電車内で写真のこいつに遭遇した。
外はしとしとと雨が降っており、大和路の山あいはしっとりと濡れそぼって時雨
ていた。
土曜日なので結構旅行客もおり、私は、通路側のシートに座った。ふと隣の窓際の
客を見ると、歳は30台と思われる黒髪を肩までたらした、目元の通ったしとやかな
女性。
これは道中気分良く行けると思いながらふと、窓際に彼女が立てかけた黒い布に覆
われた棒状のものに目がいった。
袋から上約30センチが鈍い銀色をした刀の柄のようなもの、
あれ、鍔もある。まさに日本刀だ。
彼女は一体何者だ、という思いが頭の中を渦巻いた。
まさか、武者修行でもないし、かとすると役者、今時の歴女で日本刀マニアか?
考えればだんだん妄想が膨らむ。
とうとう、電車は、大和八木に着き、乗り換えのため、電車を下り、
不思議な彼女の正体はわからずじまいで時が過ぎて行った。
そして、約1ヶ月後の先週土曜日、近くのホームセンターに買い物に行き、
傘売り場で、思いがけず例の彼女が大事に持っていた。日本刀と対面したのである。
1560円の値札が着いたそれには、刀形ジャンプ傘、侍傘と商品名が付けてあった。
なんと、電車で隣合わせた彼女は、この侍傘を持っていたのであった。
窓の外は小雨そぼ降る田園風景と思い出せば納得できる。
ネットで調べてみると売れ筋で沢山の種類が出ていた。
こんなものが商品化されているなんて。
世の中わからん。
いつもながらグルメで、センスの良い先輩に連れられ、大阪は本町のこじゃれた
和風の店に連れて行ってもらった。
うまい酒と魚に舌鼓をうち、気分良く大阪に宿泊し、翌朝、鶴橋から8時過ぎの
近鉄特急に乗った。その電車内で写真のこいつに遭遇した。
外はしとしとと雨が降っており、大和路の山あいはしっとりと濡れそぼって時雨
ていた。
土曜日なので結構旅行客もおり、私は、通路側のシートに座った。ふと隣の窓際の
客を見ると、歳は30台と思われる黒髪を肩までたらした、目元の通ったしとやかな
女性。
これは道中気分良く行けると思いながらふと、窓際に彼女が立てかけた黒い布に覆
われた棒状のものに目がいった。
袋から上約30センチが鈍い銀色をした刀の柄のようなもの、
あれ、鍔もある。まさに日本刀だ。
彼女は一体何者だ、という思いが頭の中を渦巻いた。
まさか、武者修行でもないし、かとすると役者、今時の歴女で日本刀マニアか?
考えればだんだん妄想が膨らむ。
とうとう、電車は、大和八木に着き、乗り換えのため、電車を下り、
不思議な彼女の正体はわからずじまいで時が過ぎて行った。
そして、約1ヶ月後の先週土曜日、近くのホームセンターに買い物に行き、
傘売り場で、思いがけず例の彼女が大事に持っていた。日本刀と対面したのである。
1560円の値札が着いたそれには、刀形ジャンプ傘、侍傘と商品名が付けてあった。
なんと、電車で隣合わせた彼女は、この侍傘を持っていたのであった。
窓の外は小雨そぼ降る田園風景と思い出せば納得できる。
ネットで調べてみると売れ筋で沢山の種類が出ていた。
こんなものが商品化されているなんて。
世の中わからん。