ささみつBASE

自然の感動と元気を探して♪ season2

【東日本大震災】現地からの報告を聴く

2011-04-04 | つれづれ
札幌で震災支援の市民ネットワークが立ち上がったのを知り
現地支援活動者より緊急報告会があるというので夫と参加してきました。

福島原発から20キロ圏内の町から
札幌に避難してこられた方が体験をシェアしてくださいました。
津波からの避難、
さらに原発の影響での再三の避難・・・
札幌に来てから知った事実・・・
生まれ故郷を離れたくない親御さんを説得しての決断だったそう

また、岩手県沿岸を初期から支援しているNPO団体の方の
「本当に心が折れます・・・」という言葉の重みに体が固まり

我々が「ヒサイチ」といっているところは
そこにいる方々にとってはいつでも“ふるさと”であり
「ガレキ」とよんでいるものは
どんなものでもすべてが“財産”なんです

・・・という支援プロ団体の方のその言葉を聴いて
力が抜け感情がこみ上げてきました・・・

現地から戻ってこられたばかり
ご自分たちの日常の職務もこなし、と
本当に全力で支援活動をされている方々でした


報告会では災害ボランティアのしくみや
ボランティア活動の在り方についても
現地の報告をまじえてお話してくださいました。

・・・被災地(者)の邪魔をしないこと・・・

当たり前・・・とも思えることですが
意外と“邪魔”をしていたりすることがあること
真に被災地(者)の人たちのためになるかどうかの視点
生きる力を引き出していく関わりという視点は
深く考えさせられるものがあります。

現地にいる人だけがボランティアではなく
本当に後方から多くの人、企業、組織、団体が支えていること
よく理解できた機会でした。

すべては阪神淡路の震災、新潟中越地震
などの経験からの振り返りと提言からカタチづくられたものなのだそう。

日本はここ数年の間に本当に多くの震災を体験しているものです。。。


いまこの機会に
ボランティア活動、支援活動という
これまではイメージだけで遠巻きに観ているだけであったものに
自ら多くふれあう機会を創っています。

この震災の当事者の自分たち・・・として
これがひとつの震災体験なのかもしれません。

そして
何ができるか・・・ですが
私はこちらに疎開してくる方々の生活支援を
岩手出身の夫は現地での支援活動を
微力ながら関わりたい意志を伝えてきました。