美山たそがれメール

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おお寒っ、鰊漬けを作る。

2014年12月03日 | 日記
昨日雪が舞い、今日は寒い、寒い。配達後、畑に行って丸大根を抜く。今年の出来はいい。20個ほど抜いて洗う。溜め水に凍りが張って、大根を洗う手も冷たい。午後も丸大根を刻み下漬けをしようと思ったが、寒いので夜加工場で作ることにした。
午後知人のKさん夫婦が来て十月桜を持って帰った。あまり寒いので驚いていた。
今年は今まで暖かだったので、この急な冷え込みは応える。鰊漬けの塩の分量も考えなければならない。下漬けの塩分%は基本は3%なのだが、今年は少し塩分を減らそうかと考えている。今から漬ければ年末には食べられるだろう?鰊漬けを漬けるたびに亡くなった父の笑顔が浮かぶ。60歳で亡くなっている。私はすでに父のその年を超えた。父の正月の酒のあてに手作りの鰊漬けは欠かせなかった。漬物樽の上に氷が張りその下で大根はころあいに漬かっていた。麹と癖の強い身欠き鰊と大根のコラボ、昔の人は良く考えた漬物だ。この地では生魚を取るのは難しかった。身欠き鰊や塩鯖やへしこなどがよく食べられた。その身欠き鰊を漬物にしたのが鰊漬けだ。父は鰊漬けが好きだった。私はいつの頃からか、自分で鰊漬けを作り始めた。一度私の鰊漬けを父に食べさせたかったと、このごろよく