台風が来ると言うが、まだここでは何の前触れもない。
9時過ぎ広河原に向かう。道路清掃をしている車を避けて
峠道を走る。いつも栃の実の落ちる所で止めてもらう。
210日を過ぎると栃の実は落ちる。道路に落ちる所なので
拾いやすく、栃の実に興味のある人たちはここで拾う。
皮が割れている栃の実を2個拾った。これからだが、今年は
不作の様な気がする。栃の花蜜を採集する養蜂家は花が咲いて
そのご晴天続きで例年よりたくさん収穫できたと言っていたのに
夫は「裏年や」の一言で終わり。私は異常気象の影響だと思う
年々栃の実が少なくなっている。ただ私も以前のように栃餅
を作らなくなったのと栃の実を売ることもしなくなった。
しかし、時期が来ると栃の実がたくさん落ちていると嬉しいのだ。
数百年以上にもなる栃の大樹も幼苗の栃の木もこれからも
この地に生育するだろうか?栃の木の群生地に入ると何かしら
英気をもらう。私は栃の木が大好きだ。家の空き地に植えた30年生の
栃の木も少しは実をつけているが。