風は南から

スペインと花と音楽とそれから写真と俳句

春の野

2017-03-24 20:19:10 | 写真俳句

 手を上げて遊子となりぬ春の野に

4月は 進学 就職 転勤 退職 ひとつの節目です。

少し前ですが 退職のあいさつのはがき

例文の余白に 「・・・・定年で・・・遊子となりました。」とありました。

主婦にも定年が欲しい!と何かで読みましたが 

遊子に という言葉に 羨ましさと 独り身になる淋しさも思いました。

 

 

 

 


花吹雪

2017-03-23 09:37:09 | 写真俳句

   もうどこにもいないひとへ花吹雪

 

護国神社に 年一度義母たちの集まりがあって 境内を綺麗にして お花見弁当を食べるのです。

一緒に参加した時のことです。 満開の桜が 一陣の風に 流れるように一斉に散ったのです。

その場に居た人みんな わーっと歓声をあげました。それは見事できれいでした。


桜の下で会いましょう。

2017-03-18 13:38:00 | 日記

車で走っていたら 桜が満開だったので

「写真撮りたい!」と言うと 「待っているから」と弟が言ってくれたので

急いで写して帰って見ると 桜の木の下に立っていました。

弟が亡くなって暫らくは 良く夢を見ていたのですが 必ず この場面でした。

岩国 吉香公園 形も色も素敵な桜の木です。

弟 「仕事だけどいろんなとこ行ったし 海外へも行った  いろいろやってきたけど 

  自分が本当にやりたいことは やってないような気がする」

もう長くないので後の事を相談しておくように と医者に言われていた時なので

先の事を話すのはつらくて 「元気になれば 何でも出来るから」 と答えました。

亡くなったあと あの時 やりたい事は何だったのか 聞けば良かったと 後悔しました。

最近は夢を見ることも無くなった。