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雪が心配されましたが空は晴れて湿度の心配もないのでコーティング作業に掛かります。せっかく錆少なく
乾燥出来たので迷ったのですがサンダーグレイの説明書にも2回洗浄が推奨とあるので2度目の洗浄をします。
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で、案の定こうなりました^^;。メタルレディが燐酸メッキならサンダーグレイは亜鉛メッキです。
亜鉛はイオン化傾向が強い方でしたから当然こうなります。ならない方が亜鉛メッキ不十分って事で良いのかな?
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POR-15の500ml缶の登場です。相変わらずフタが固いです。乾燥機で側面を暖めて内圧で自然に開くのを期待
しましたがダメでした。前回失敗のタンクでは攪拌が不十分で底にかなりの固形物があったのでGPZタンクの
小さな排出口(燃料コック口)では不安です。充分過ぎるほどかき混ぜます。
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タンク内にPORを投入します。よくかき混ぜたつもりだけど、まだ底の方には固形物が残っていました。
こういうのは入れません。排出が上手くいかなくなるのとコート表面が荒れますので。
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その固形物のダマがあります。更なる攪拌も兼ねてタンクを上下左右にゆっくり傾けてPOR塗布面を広げて
いきます。燃料キャップ口はサランラップを2重にしてそのままキャップでシールドしました。
GPZ250Rタンクにはブリーザーやドレン類の銅管がどうやら存在しなくて燃料キャップに小さな2つの穴があり
そこからエアを取り込んでいる構造のようです。
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こんな具合です。乾燥は2時間しましたので残留水分による発泡化の失敗がなくて取りあえず安心です^^v。
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厚塗りよりも抜きの事を考えて粘り気が出ないうち割と早期に抜きました。7割ほど戻ってきたので200ml使用
といった感じでしょうか。燃料コック口もPORで垂れる事もなくすんなり行きました。
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で、そこから自然乾燥を早めるため抜け切らなかったPORをタンク全体に広げていこうとしたらまだ出るわ出るわ。
洗面器で受けていて良かったです。塗布面の均一化と抜きを兼ねてタンクをいろいろな方向に傾けているとまだ
こんなり抜けてきました。8割くらい戻った感じです。
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PORは結局樹脂なのであまり厚く塗らない方が良いと思います。厚い部分と薄い部分で収縮率が違うので後で
亀裂が入り剥離してくると思うからです。なので早い乾燥と相まって出来るだけ抜きました。
心情的には厚く塗りたいですが。。。
画像は半年前にCBR750のタンクコーティングをした時のものです。抜き取り時に土台代わりにしていた
CDケースに付着しましたが下地がツルツルなのもあって厚い部分は剥離してきました。ただ薄い部分は
ガリガリやっても強固にくっついています。今回はサンダーグレイの乾燥で錆取り以前同様に錆びてしまい
ましたがPORは錆と化学反応するという事ですし、その方が足付きが良いかと思います。
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GPZタンクはカウルにインナーされるから今回は養生もなし。今までのコーティング作業で一番手が汚れません
でした。小さいし楽です^^♪。
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PORが乾き始めてきました。成功です^^v。
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朝イチからの作業だったのですがPOR作業が終わった頃には3時前になっていました。GPZ車体の方はエアフィルタ
交換やエアクリボックスの脱着洗浄に冷却水補充(・・の前に水道水を回して錆異物抜き)にETCの取付など
やる事は目白押しだったのですが時間が半端になるので次回に持ち越しです^^;。
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半日経過して表面はもう触っても大丈夫なくらい乾いてきました。乾いてくると艶々ではなくなりますが
満足のいく出来映えです^^b。乾燥は96時間ですがコーナー部など厚塗りになっている部分はそれ以上だし
冬季で硬化は遅いので1ヶ月くらい置けば万全です。どのみち予備タンクですので。
完全に硬化したら車体に載せ替えて、今度は車体に付いていたものをコーティングする予定です。
あ、でもその前にタンクの外側の素人塗装をもう少し綺麗にする作業もしていれば自然と1ヶ月経つでしょう。
蘭さんのブログ読んで、サンダーグレイを店舗に直接買いに行ってきました。
オーリンズリアサスのスプリングが錆びているので
錆落としとして使ってみます。
サンダーグレイは錆落としには効きますよd(^-^)。
亜鉛は酸化しやすいのでオイルを浸けて拭くなど
後処理して下さいね(^∇^)