○電車の中
視線の先には,スマホで,音楽を聴きながら,文庫本を読んでいる女性。
男A「くそ,どうなってんだぁ。あやつのことが,そんなに気になってるだよ。ただ,電車の中で,偶然一緒になるってことだけだろうが。なんでやねん,いつも近くに来てさぁ。音楽聴きながら,本読んでる。俺を無視してるんだったら,視野の入ってくるなよなぁ」
降車する駅に近づいてきた。本を閉じて,その手で,イヤフォンを取ろうとして
床に落とす。
女A「あっ」
足元に転がってきたので,素早く拾って,手渡す。
女A「ありがとうございます」
男A「いや,別に」
急いで,降りていく彼女を見送る。
女A「やったね。これできっかけができたから。明日は,どうしよう」
イヤフォンを、握った手をぎゅっと握りしめながら,
こんな感じで,始まるってのは,どうだろう。
ここ数日,映画を見っぱなしって状態。ハリウッドのメジャーな作品から,通称B級って言われるものまで,どのぐらい見たんだろう。スターウォーズの、ハンソロとか,或いは,スーパーマンにしても,パーフェクトじゃぁないんだよね。ドジなところがある。それが人気を博す理由だろうなぁ。
普通の生活でも,完全無欠なやつは,人気がないような気がするけど。ちょっとドジなところがある方が。
どうなんだろう。違うかなぁ。
読んでいただきありがとうございます。
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