緑陰をせせらぎが,その静寂を破る。いや,鳥の鳴く声も遠くから。あれは,鶯だろう。独特の囀り。繁殖期も終わり,相手を探してる声ではないだろうけど。
なんせ,梅に鶯なんて言葉が刷り込まれてしまっているような気もしますが。夏場に聞く鶯も良いものです。
流れに手を入れてその冷たさを確かめる。冷たい。ハンドタオルを浸し,汗ばんだ首筋を拭う。冷たさが全身に伝わっていくような。
誰もいない,都会の喧騒から逃れ,静けさの中で過ごす,至福の時。川面に目を落とすと,清流にしか生きることのできない,カワムツの背びれが。
子どもの頃,捕まえて串に刺して焼いて食べたよなぁ。あの頃は,食べることしか考えてなかったような。いや,時々は好きなあの子のことを考えていたような。
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