イントロから、ロマンティックに始まり、タイトに始まるボーカル。
このアルバムではかなりの声色を使い分けている石川秀美であるが、CoolでTightな後期にふさわしい石川秀美の曲である。
サクサクとしたハギレの良いドラムの音と、リズムが心地よい。
アレンジは歌謡曲的な音が歌唱メロディにもあり、非常にキャッチーな曲でありながら、洋楽と同じくらいのレベルがあるのはやはり海外作家によるところであろう。
特に気に入ってるのがBridgeの部分から盛り上がる部分であり、ボーカルもより一層深まりがある。力強くではなく深みというボーカルである事を強調して言いたい。
粘り歌唱を抑え、シンプルかつ熱いボーカルを聴かせた大人っぽい曲である。
アルバムにはインパクトのある個性的な曲がたくさんある中、今曲はインパクトは薄いが、ガッチリした曲とはまた一味違った良さを感じる曲である。
また、この曲はビデオ:偏西風にも収録されており、MTVのようなこの曲のイメージクリップが存在する。
朝陽に満ちた階段を登る石川秀美。
フランスの一景色を感じる一曲でもある。
ちなみに、-NIGHT AFTER NIGHT-というSONG TITLEには、河合奈保子作品[ALBUM:9 1/2]にもあるが、こちらはLAサウンドでありロッカバラードとなっていて聴き応えのある曲である。
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