イントロがすごいカッコイイんです。
機動戦士ガンダムのモビルスーツを彷彿する。
ジオン軍の戦慄・・・のようなw
歌詞にも”燃え上がる””戦士”という言葉が出てきますし。
どうなんでしょ?インスパイアがあったんでしょうか?
アルバム中の配置も良くて、前曲のバラードを吹っ飛ばすかのようなデジタル歌謡ロック調。
21thシングル:危ないボディ・ビートの兄弟曲のようなメロディメーカーとアレンジャーの作品。
最後の連続機械音と歌を混ぜ合わす手法も同じである。
なかなか新進気鋭なアレンジなのだが、いかんせん歌謡曲さが濃厚なため、いまひとつ1曲としてどうしたいのか?分かりづらい曲である。
これ、このアレンジじゃなくて歌謡曲のアレンジを濃くした方が良かったんじゃないかなぁ、と思う。
意味不明な爽やかなシンセサイザーの音が邪魔であり、ほんと”邪魔をしないでよ、make me cool”です。
曲タイトル通りの歌詞観で、自分の恋愛感情にけじめをつけるべく、強い女性像を表現。
とはいえ、ちょっと古臭い言葉使い「カタをつける」というのが、ちょっと・・・ひっかかります。
ここまでベタではなく、もう少し、他に例える表現方法が良いのでは???
アルバムタイトルの”シュール"という語句も出ているだけに、アルバムの意志を感じる事ができる。
全体的に後の90年代前半のようなガール・ポップな世界観で統一された前向きなメッセージ性の強い楽曲が並んでいる今アルバム:Sur。
この曲はその中では割と主体が見えてるこれまでの歌ってきた石川秀美の楽曲を踏襲した路線でもある。河合奈保子とはまた違うアプローチでの同世代の女性の世界観を演出といったところであろう。
BridgeのEギターもなかなかWavyにうねっていてイイのですが、音圧が低く、やはり生ロック感よりもデジタルロックを軸としている様子が伺える。
また、楽曲自体の出来栄えが平均点なのに対して、歌唱ボーカル力が発揮されている曲でもあるのです。
石川秀美の歌唱力が活発に活きてるからこそ、映える曲でもある。
デビュー6年目。コンサート、ライブをいくつもこなし、ロックアーティストと変貌し、声の厚みを活かしたボーカルスタイルの歌手となっていた時期でもある。
そのキャリアと実力からさすがと言えるくらい、音のアクセントと、石川秀美のボーカルを活かす歌詞の音。
多用に使いこなすボーカルのアクセントと、ノリこなしたリズムカルな歌い方に圧倒され、
石川秀美節がたくさんあってとても力強く逞しい。時に優しく、な声の柔軟が堪能できるである。
希望を言えば、アウトロももう少し工夫が欲しい。
実にボーカルが活きてるのに、それを活かしきれてない楽曲が残念なばかりである。
1987年の大阪MUSEホールで行われたこのアルバムをメインとしたライブツアー "Sur" TOURで、この曲はトラックリストには入っていなかったと記憶している。
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