Sea Loves You 石川秀美

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★★★Since 31/01/2005 ★★★

Endless Sun

2005-03-26 21:19:24 | 11.HAPPENING
タイトルからして、ギラギラな夏の印象がありますが、曲はいたって「夏と涼」のバランスがとてもよくとれています。
写真集やImage(ビデオやLD)もこの頃撮影しており、石川秀美inオーストラリアの夏という感じで、思い浮かべやすい夏でもなく(ハワイやアジアのような)、
どういう夏の国なんだろ~?と興味深く、オーストラリアにも魅了されます。
歌詞からしても、おそらくテーマは豪州。

アルバム中では石川秀美作品の中では唯一、スローなナンバーが1番目にクレジットされた珍しい曲であり、いつもとは違う感じがこの曲から感じとれます。
テクノポップというか、打ち込み音がとても多いんだけど、下世話な感じがなく実にシンプルに、さりげなく、夏を表現している。
歌唱の声も一段と磨きがかり、艶やかな歌声。更に表現法を学んだその声はイントロから始まる優しい声に、ギラギラした夏にそよ風が吹いてるよう。
それでいて、石川秀美のイイ部分をFeatureしたサビの歌声。

ここで注目したいのが、「編曲/久石譲」。
今やすっかり宮崎アニメで有名なジブリのサウンドトラックや、BGMの作曲、編曲などで有名な作家。
調べたら割と何人かの歌手に編曲家として名を連ねてる様子。
当時は今ほどメジャーじゃなかったんだろうね。たいして話題にもならなかったと思うし。
現在でも、そんなに声をきかないから、彼の歌モノ編曲よりも、音だけで聴かす楽曲に人気があるのだろう。

そうやって曲を聴いてみると、この曲のサウンドテーマと久石譲の手腕が理解できます。
歌なしのオケだけでも聴かせる力があるよ、この曲。
また~りメジャー調で、イイ感じ。

1番目にあるこの曲の理由もアレンジから想定できて、今までの「ビート感重視」したアルバム作品から、「ゆったりとしながらも、石川秀美のイメージ像を重視しよう」と、いうのか、どうかは?実際のとこ分かりませんが、そんな気がします。
”Endless Sun”というタイトルからも自然の力や、大地の息吹を感じる事ができるので、じっくり聴いても聴きごたえのある作りだし、歌唱も活きてる。♪まもれなぃい~、の「ぃい」の音はロックスターの歌声と同じ。

オーストラリア、と聞いたら、こんな感じの音楽が・・・あります!や、似合う!、ていう曲ってナカナカないよね?!
特徴がなさそうな夏と海が、逆にこの曲で「オーストラリア」を彷彿させる珍しい曲だと思う。
俺はまだ、オーストラリアには行った事がないけど、間違いなくこの曲は旅の音楽集に収録します。そういう日が楽しみ。



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