2月2日(土)13:00~かごしま県民交流センターにおいて平成30年度 明治維新150周年若手研究者育成事業 研究成果発表会が開催されましたが、私は鹿児島市に用事で出かけたついでに行って聴講してきました。
明治維新150周年若手研究者育成事業は平成28年度から平成30年度まで、3年間実施されたもので、全国から応募があり、審査で選ばれた3件の研究成果が今回も発表されることになったようです。
事前にレジュメ集が配布され、パワーポインを使って発表され、それぞれ発表後に質問時間もあり、専門的は質問に回答されていました。
3件の発表の後のフォーラムではパネリスト(審査員)から発表者へのコメントや助言などもあり、その後は3名のパネリストから今後の展望などについて話がありました。
私は、若手研究者の研究成果発表会を聴いたのは初めてでしたが、3名の発表者が、それぞれのテーマについて専門的な視点で詳しく研究している内容を聴いて歴史研究の奥深さを感じることができました。
フォーラムではパネリスト(審査員)の発言の中で特に印象に残ったのは、古文書が民間で保存されている場合は、災害で無くなる場合と個人の事情で廃棄処分される恐れがあるので、古文書を公文書館で一括保管し、アーカイブス化して、誰でも見られるようにすることの必要性についてでした。
また、会場ロビーでは高校生の「歴史テーマ研究発表」、小中学生「維新未来博」作文コンクールなどの作品が展示されていましたが、その中で、最優秀賞に選ばれた古仁屋高等学校の「奄美大島の白糖工場に関する研究」が特に印象に残りました。
会場の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。
会場受付
開演前の会場
開会挨拶
明治維新150周年若手研究発表者の紹介
明治維新150周年若手研究発表者の紹介
慶応期薩摩藩とイギリス政府・イギリス貿易商社との関係の発表
発表を終わって質問時間
安政期薩摩藩の財政と山産物仕法--日州御手山を中心にの発表
発表を終わって質問時間
幕末期薩摩藩の洋学摂取と海防強化への実績の発表
発表を終わって質問時間
フオーラムの開始
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