8月22日、14時から姶良市中央図書館視聴覚室において、映画「紙屋悦子の青春」が上映されていたので、見てきました。
姶良市中央図書館視聴覚室において毎週水曜日に映画が上映されていますが、久しぶりに見ようと思ったのは、ポスターが戦時中の服装だったので、どのような青春が描写されているか興味があったからです。
あらすじは、太平洋戦争末期に鹿児島県出水地方に住む主人公(紙屋悦子)は両親が東京の空襲で死亡し、兄夫婦と暮らしてる。兄の後輩で、飛行隊少尉にひそかに想いをよせているが、その少尉から親友の整備担当少尉との見合いを勧められる。飛行隊少尉も主人公に想いをよせているが、特攻志願で死ぬ覚悟であるため、整備担当少尉に後を託す気持であった。
特攻出撃の前に整備担当少尉に主人公への手紙を託し、その手紙を主人公に届けるが、主人公は見らずに、見合いした整備担当の少尉と残された青春を生きる覚悟をする。
戦時中の特攻に出撃することが決まっている少尉の気持ちと密かに想いをよせながら、かなわぬ恋に悩み、新たな人生を生きようとする当時の若者の気持ちは戦争という過酷な現実を必死に生きた人間ドラマとして心をうちました。
舞台設定はシンプルで、会話を聞きながら場面を想像する舞台劇のような映画でしたが、印象に残りました。
ポスターを添付します。