趣味のお絵描きなど

写真・お絵描きなどその他

路地裏(その2

2013-10-26 18:28:17 | 日記
路地裏には表通りでは味わえない何かがありホットします。
表通りから路地裏に入ると、自分を装った硬い殻から抜け出し、
素直な自分に戻っている。
そんな絵を描けたならと思います。

啄木の肖像(その4

2013-10-12 13:04:16 | 日記
放映された映像を元に描いていますので、必ずしも似ているとは限りません。でも描いてみたかった。

●ふるさとの停車場路の 川ばたの 胡桃の下に小石拾へり 
●子を負ひて 雪の吹き入る停車場に われ見送りし妻の眉かな
●出しぬけの女の笑い 身に沁みき 厨に酒の凍る真夜中
●どこやらに杭打つ音し 大桶を転がす音し 雪ふりいでぬ
●人気なき夜の事務室に けたたましく 電話の鈴の鳴りて止みたり
●汽車の旅 とある野中の停車場の 夏草の香のなつかりしかりき
●壁ごしに 若き女の泣くをきく 旅の宿屋の秋の蚊帳かな
●旅を思う夫の心 叱り、泣く 妻の心 朝の食卓
●家を出て五町ばかりは 用のある人のごとくに 歩いてみたれどー
●何となく 今朝は少しく我が心明るきごとし 手の爪を切る
●運命の来て乗れるかと 疑いぬー 布団の重き夜半の寝覚めに
●買におきし 薬つきたる朝にきし 友のなさけの為替かなしき

啄木のふるさと3(宝徳寺

2013-10-05 09:57:33 | 日記
啄木が18歳まで暮らした(宝徳寺)の当時の姿で、今は建て替えられているようです。
これも放映された映像を元に絵にしてみました。

ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中に そを聞きにゆく

やまいある獣のごとき わがこころ ふるさとのこと聞けばおとなし

ふるさとの かの道端のすて石よ ことしも草にうずもれしらむ

意地悪の大工の子などもかなしかり 戦に出しが生きてかへらず

ふるさとに入りて先ず心傷かな 道広くなり 橋もあたらし