趣味のお絵描きなど

写真・お絵描きなどその他

夢のそらごと(その4

2016-09-22 11:14:17 | 日記
暫しの後に、気が付くと柔らかき陽光が我の影を地面に写し、名知らずの鳥の声さえ聞こえる静寂に包まれているのに気がつく。
おそるおそる拝殿向拝を見上げると、寸刻前に見た龍神の姿など全て消え、そこには、訪れた時に見た、木肌剥き出しの古色蒼然とした龍神の彫り物が。
今、振り返ってみると、白昼夢を見たのだろうかと、いや、あまりにも迫力のある龍神の彫り物に???????
己の想像力が飛躍して・・・・・でも、やはり白昼夢に違いないと!

※ 千勝神社の所在地  茨城県桜川市本木270
  訪問する機会が有りましたなら、ぜひ、拝殿向拝を見上げて龍の彫り物を見てください。本当に凄い迫力のある龍の彫り物が見られます。

夢のそらごと(その3

2016-09-17 14:33:39 | 日記
龍神のこの言葉に応へて「我、今、驚天動地の驚きと感動に、この身を震わせております。願わくば、貴方様の生れいでし、いにしえの姿を我に示し給え、さすれば、しっかりと、そのお姿を我が心に留き、生涯の糧にするでしょう云々」と・・・・・・
このとき龍神カット眼を見開き「ならば汝に吾の姿を示さん、しかと見よ」といい終えしと同時に辺りが暗黒に覆われ、強烈なる雷光と雷音が森を振るわし威厳に満ちた姿が浮かべば、我、暫し呆然とし、神前に佇むを忘れる。

●つずきは・夢のそらごと(4


夢のそらごと(その2

2016-09-13 11:08:03 | 日記
しばし、その迫力ある姿に圧倒されしが、
気を取り直し、詳細に観察すると、長年にわたり風雨に曝された故であろうか、其処には眼球の周りと、怒りの口元に僅かに色彩が残るほかは
推定する由も無い木肌むき出しの古色蒼然たる龍の姿が在った。
と、そのとき、龍神、カット眼を開き「吾を見つめる汝(ナンジ・お前)は何者なるや? 吾が守り給う神に何用ありて訪ねしか?吾が神に告げること有ればよし、無ければ、直ちにこの場を去れ、返答を求む」と一喝される・・・・・・双方、しばし無言・・・・
我、卒倒するほど驚きしが、勇気をもって応えて「龍神よ、我,神に崇敬の念をもって、訪ねきたりし者、何ら、やましいことあらじ、ただ神に祈り、平安なる心を求めんとする者なり」と応える。・・・
寸秒ののち、龍神、応えて「ならばよし、吾れが守りし神も、その理ならば許すであろう。しかと悩める心を癒し、平安なる心を得よ」と・・・・


つずきは・夢のそらごと(3

夢のそらごと(その1

2016-09-10 16:31:22 | 日記
ある日のこと、常のごとくスケッチをすべく、10キロ程の距離にある神社を目指して出かける。その神社の名前は知ってはいたが、いまだ訪ねたことはなかった。
昼なを暗く、鬱蒼とした山麓の林の中に、その神社は有った。その名を千勝(チカツ)神社という小さな祠のような神社であった。拝殿の前に佇み、拍手をしようとしたとき、上方から、じっと自分を睨む視線を感じ、ひょいと拝殿向拝を見上げると、弩迫力のある形相物凄い彫り物があり、凝然とする。

●つずきは・夢のそらごと(2です。