趣味のお絵描きなど

写真・お絵描きなどその他

西遊記 10

2014-03-30 14:28:44 | 日記
三蔵法師と白馬の挿絵です。
・・・・此処に又一筋の龍あり空中に在て菩薩を見て叫ぶ事甚だし菩薩是を見玉ひ汝いずくの龍なれば此処に在て罪を受けるやと問玉うかの龍答て曰く我は西海龍王の子にて汝が殿上の明珠を焼きたる罪によってかくのごとく虚空に吊上られ日ごとに鞭打るゝこと三百このごろ誅せられんとす希くは菩薩(三蔵法師を陰で助けている観音菩薩)我命を助け玉へ菩薩是を聞玉ひ側カレがいましめ解き赦し汝白馬に変じて経を取人にしたがい西方に至りて功を立べしと云含め谷水の中に放ちやり玉ふ・・・

西遊記5

2014-03-15 17:14:12 | 日記
この小節は絵本の「24ページ」です。次の西遊記6に関連した頁です。挿絵の説明も考えてみましたが、総頁で478頁という大部なものであり困難です。
そこで、挿絵のに関連した部分だけの頁を投稿してゆきます。
多くの方々が西遊記は7世紀の中国の高僧「玄奘三蔵」がインドに経典を求めて旅した「大唐西遊記」を原点として書かれた奇想天外な物語であることを知っておられるものとして、投稿しますので、明治時代に発行された絵本と現代の絵本の相違などを面白く考えていただければと思います。




絵本 西遊記 その4

2014-03-08 12:01:02 | 日記
悟空 水簾洞中に宿し己にⅢ百余歳を経たり ある日美コウ王(悟空)長嘆息して 謂って曰く我今人王をも恐れず 猛獣をももののかずとせず洞中に有て楽しむといへども 後年老血気衰へ閣王のとらわれと成り 亦世界輪廻の中にうまれんことかなしけり 併かし此処をを去って遠く世界の中に周遊し
神仙を尋て不老長生の術を学んとて 多くの猿にいとまを乞い洞中を出たりしが 枯松を編て筏となし 竹をきりて竿となし そことも知らぬ海の波の上に漕出ける

西遊記 その3

2014-03-01 10:07:22 | 日記
前回に投稿した画像の添え書きに間違いがありましたので訂正します。西遊記の頁数は478に・経過年数を127年に訂正します。
ちなみに,本のサイズは縦185ミリ・横125ミリ・厚さ21ミリです。
本題に入りますが、絵本の漢字にはふりかながあり、当時の青少年にも容易に理解できるよになっております。でも読点や句点などは一切ありません。
でも読み進めていくうちに直ぐに慣れ、気にならなくなりますので、表示された文を拡大するなりして(なにぶん年をとった本故にボケておりますので)
読んでみてください。
ほんの1頁ほどですが、明治の時代の雰囲気をそれなりに感ずることができて面白いと思います。ここで最初の2・3行をちょっと書いてみます。

混沌の初 その形状卵のごとし、陽気の軽く清めるは 上浮みて天となり 陰気の重く濁るは下凝って地と成る 其中に満物ことごとく発生し人を生じ獣を生じ禽を生ず天地人の三才それぞれに位す 盤古氏の開ビャクせし時 世界わかれて四大部州となれり
即ち祖国の名を東勝神州 西牛賀州 南胆部州 北俱蘆州と称す その東 東勝神州の海岸に一つの国あり名をガ来国といふ この海中に一つの国あり
華果山と号 山の上に一塊の怪石あり・・・・・以下云々・・・・

幾分読みやすいように読点も句点をないので間をおいて書いてみました。読んでみるとその他気がつくことは、その国→其国などと書いたり・言う→号としたり・初め→初としたり、当時の読本とうの癖というか?これもまた面白さの一つではと思います。
そのた私の思い違いだったり色々あると思いますが、あしからずお願いします。