今日から参院選が始まりました。
当店が入っている市川ビル(ダイエー市川店)でも、期日前投票所を開設して、選挙のお手伝いをしています。
選挙のたびに思うんですけどね、「労働者の権利」を声高に叫ぶ政党は多い(ほぼ全部)ですが、「経営者の権利」を言う政党は一つもないんですよね…
でもって、対象となる企業はいつも「大企業」
「最低賃金を自給1500円に引き上げる」
なんて公約が上げられてますが、現在の製品価格と人件費を考えてみれば、それがいかに馬鹿げているか判ると思います。
「買う時は1円でも安く、もらう時は1円でも高く」
なんて方程式が成り立つはずがないんですよ…
今回の値上げも、「原材料費の高騰」が原因とされてます。
そんな中、価格を維持しながら、賃金の値上げを大企業がすれば、下請け企業にはしわ寄せがいくのは世の常です。
単純に考えてみましょう。
仮に、500万円の自動車があったとしましょう。
大企業であるトヨタ自動車が、社員給与を自給1000円で働かせていたとします。
それを1500円まで引き上げたら、一日9時間労働として、一人当たり4500円の経費が上乗せされる計算になります。
その他にも経費が値上がりしているので、車一台にかかる経費は確実に値上がりしてます。
トヨタ自動車が販売価格を据え置いた場合、備品の調達時に、4500円以上のコストカットを考えるでしょう。
そうなると、当然部品を供給している下請け企業にしわ寄せがいきます。
ところが、その下請け企業でも、自給1500円は守らなきゃならない…
さて、ここで質問です。
毎年赤字で、自分の懐から持ち出しを余儀なくされている会社を、つぶさずに残すためにはどうすればいいのか?
原材料費は高騰していくが、それが無いと製品が供給できない…
だったら、一番のコストカットは「人件費」となるのは、致し方ないと思いませんか?
そうなると、正規労働社員は、どんどん少なくなります。
当然、社会保険や年金の収入も減り、年金受給者への支給も減る事になります。
おまけに、労働時間や残業にまで制限をかけられて…
これじゃ、経営するのが馬鹿々々しくなりますよね…
だって、会社を経営してても、利益が出ないどころか、下手すりゃ自腹を切って、貯蓄を削って、会社を存続させ続けなければならないんですからね…
仮に、現存する会社の1割が倒産したとしましょう。
果たして何人の人が「無職」になるのでしょう?
票を稼ぐのに一番の方法は「投票者の中で、一番多いカテゴリーに、都合の良い政策を掲げる事」という、「票稼ぎ」しか考えてない立候補者と政党…
経営者と労働者というのは、対立するのが当たり前の立場ではありますが、それを外部から「あぁ~しろ、こぉ~しろ」と無責任に言われるのは、違うんじゃないかと思います。
労働時間や残業なども、若くて元気な人間の中には「お金がもらえるなら、残業はいくらでもしますよ!」という人がいるかも知れません。
若いころはそう思っていても、歳を取ったら「体力的に無理だよなぁ…」なんて事になるかも知れません。
要は「個人差が出るところに、法律と言うバカげた足枷をつける」という票集めが、現在の日本経済をダメにしているというところに、誰も気付かないのか、気付いていても票集めの為に言えないのか…
昔の経営者は尊敬されてました。
みんな、「自分もいつか経営者になりたい」という思いで働いてました。
今は「経営側にはなりたくない」といった人も増えているそうです。
経営者って金持ちになってはいけないんですか?
経営者って偉くなってはいけないんですか?
でも、経営者って会社の経営に関しての責任を背負ってるんですよね?
何かあったら、それこそ私財を投げ打ってでも、会社を守ろうとしてるんですよね?
会社を守るために、人件費を削減する事は「悪」ですか?
労働者に対して、経営者は少数だから、叩いても構わないんでしょうか?
今回は、お店を経営している一人として、少数派の本音を書かせていただきました。
収入が増えたという実感が世の中に蔓延する前に、「値上げ」という事は出来る限りしたくない。
(値上げはお客様の人数やサイクルを減らす事にもなりかねませんから…)
そうやって、同じ思いをしている経営者はたくさんいると思います。
もちろん、そこで働いている従業員の方々も、その姿を見て頑張ってくれている人が多く存在すると思います。
「時給1500円」は大変喜ばしい事だとは思いますが、その具体策を何一つ提示できないまま、「法律で縛れば、それで済む」と思っている政党や立候補者…
これで、「投票率を上げよう!」なんて、よく言えたもんだと思いますよ…
結局、政権政党ではない限り、「自分たちは主張したが、与党が反対した」で言い訳できちゃうから、無責任な事を平気で言っちゃうんでしょうね…
「時給1500円」を成し遂げるために、政治は何をしなくてはならないのか…、国としてどうするのか…
法を作って、民間に丸投げでは、政治の意味がありません。
聞こえのいい事ばかり並べるのではなく、「労働者に今以上の生活を与えるために、経営者と年金生活者は我慢してください」というハッキリとした事を言いましょうよ!
そして、3年後なら3年後、5年後なら5年後に「経営者と年金受給者にも今以上の生活を約束します(具体案を添えてなのはもちろんのことです)」という公約を出せる政党になって下さいよ!
「無責任な公約」ばかり並べたてるから、選挙に行きたくなくなるんじゃないんでしょうかね…
さてと、1週間くらい、しっかりと候補者及び政党の公約を聞いて、期日前投票をしに行こうと思います。
なんてったってありがたくも、当店はお客様の空き時間に、投票を済ませる事が出来る位置に、「期日前投票所」がありますからね!
投票にお立ち寄りの際は、ついでに髪の毛を切りに来てください!
それでは、今日はいっぱい叫んじゃった…
声が枯れそうなので、この辺で…(笑)
おやすみなさい。
あっ、スワローズ、今日も勝ちました!
2位のジャイアンツに10ゲームの差をつけました~!
村上選手、満塁&ツーランの2発が飛び出して、二冠王を突き進んでます!
(打率は2位ですが、ちょっと遠いです…)
当店が入っている市川ビル(ダイエー市川店)でも、期日前投票所を開設して、選挙のお手伝いをしています。
選挙のたびに思うんですけどね、「労働者の権利」を声高に叫ぶ政党は多い(ほぼ全部)ですが、「経営者の権利」を言う政党は一つもないんですよね…
でもって、対象となる企業はいつも「大企業」
「最低賃金を自給1500円に引き上げる」
なんて公約が上げられてますが、現在の製品価格と人件費を考えてみれば、それがいかに馬鹿げているか判ると思います。
「買う時は1円でも安く、もらう時は1円でも高く」
なんて方程式が成り立つはずがないんですよ…
今回の値上げも、「原材料費の高騰」が原因とされてます。
そんな中、価格を維持しながら、賃金の値上げを大企業がすれば、下請け企業にはしわ寄せがいくのは世の常です。
単純に考えてみましょう。
仮に、500万円の自動車があったとしましょう。
大企業であるトヨタ自動車が、社員給与を自給1000円で働かせていたとします。
それを1500円まで引き上げたら、一日9時間労働として、一人当たり4500円の経費が上乗せされる計算になります。
その他にも経費が値上がりしているので、車一台にかかる経費は確実に値上がりしてます。
トヨタ自動車が販売価格を据え置いた場合、備品の調達時に、4500円以上のコストカットを考えるでしょう。
そうなると、当然部品を供給している下請け企業にしわ寄せがいきます。
ところが、その下請け企業でも、自給1500円は守らなきゃならない…
さて、ここで質問です。
毎年赤字で、自分の懐から持ち出しを余儀なくされている会社を、つぶさずに残すためにはどうすればいいのか?
原材料費は高騰していくが、それが無いと製品が供給できない…
だったら、一番のコストカットは「人件費」となるのは、致し方ないと思いませんか?
そうなると、正規労働社員は、どんどん少なくなります。
当然、社会保険や年金の収入も減り、年金受給者への支給も減る事になります。
おまけに、労働時間や残業にまで制限をかけられて…
これじゃ、経営するのが馬鹿々々しくなりますよね…
だって、会社を経営してても、利益が出ないどころか、下手すりゃ自腹を切って、貯蓄を削って、会社を存続させ続けなければならないんですからね…
仮に、現存する会社の1割が倒産したとしましょう。
果たして何人の人が「無職」になるのでしょう?
票を稼ぐのに一番の方法は「投票者の中で、一番多いカテゴリーに、都合の良い政策を掲げる事」という、「票稼ぎ」しか考えてない立候補者と政党…
経営者と労働者というのは、対立するのが当たり前の立場ではありますが、それを外部から「あぁ~しろ、こぉ~しろ」と無責任に言われるのは、違うんじゃないかと思います。
労働時間や残業なども、若くて元気な人間の中には「お金がもらえるなら、残業はいくらでもしますよ!」という人がいるかも知れません。
若いころはそう思っていても、歳を取ったら「体力的に無理だよなぁ…」なんて事になるかも知れません。
要は「個人差が出るところに、法律と言うバカげた足枷をつける」という票集めが、現在の日本経済をダメにしているというところに、誰も気付かないのか、気付いていても票集めの為に言えないのか…
昔の経営者は尊敬されてました。
みんな、「自分もいつか経営者になりたい」という思いで働いてました。
今は「経営側にはなりたくない」といった人も増えているそうです。
経営者って金持ちになってはいけないんですか?
経営者って偉くなってはいけないんですか?
でも、経営者って会社の経営に関しての責任を背負ってるんですよね?
何かあったら、それこそ私財を投げ打ってでも、会社を守ろうとしてるんですよね?
会社を守るために、人件費を削減する事は「悪」ですか?
労働者に対して、経営者は少数だから、叩いても構わないんでしょうか?
今回は、お店を経営している一人として、少数派の本音を書かせていただきました。
収入が増えたという実感が世の中に蔓延する前に、「値上げ」という事は出来る限りしたくない。
(値上げはお客様の人数やサイクルを減らす事にもなりかねませんから…)
そうやって、同じ思いをしている経営者はたくさんいると思います。
もちろん、そこで働いている従業員の方々も、その姿を見て頑張ってくれている人が多く存在すると思います。
「時給1500円」は大変喜ばしい事だとは思いますが、その具体策を何一つ提示できないまま、「法律で縛れば、それで済む」と思っている政党や立候補者…
これで、「投票率を上げよう!」なんて、よく言えたもんだと思いますよ…
結局、政権政党ではない限り、「自分たちは主張したが、与党が反対した」で言い訳できちゃうから、無責任な事を平気で言っちゃうんでしょうね…
「時給1500円」を成し遂げるために、政治は何をしなくてはならないのか…、国としてどうするのか…
法を作って、民間に丸投げでは、政治の意味がありません。
聞こえのいい事ばかり並べるのではなく、「労働者に今以上の生活を与えるために、経営者と年金生活者は我慢してください」というハッキリとした事を言いましょうよ!
そして、3年後なら3年後、5年後なら5年後に「経営者と年金受給者にも今以上の生活を約束します(具体案を添えてなのはもちろんのことです)」という公約を出せる政党になって下さいよ!
「無責任な公約」ばかり並べたてるから、選挙に行きたくなくなるんじゃないんでしょうかね…
さてと、1週間くらい、しっかりと候補者及び政党の公約を聞いて、期日前投票をしに行こうと思います。
なんてったってありがたくも、当店はお客様の空き時間に、投票を済ませる事が出来る位置に、「期日前投票所」がありますからね!
投票にお立ち寄りの際は、ついでに髪の毛を切りに来てください!
それでは、今日はいっぱい叫んじゃった…
声が枯れそうなので、この辺で…(笑)
おやすみなさい。
あっ、スワローズ、今日も勝ちました!
2位のジャイアンツに10ゲームの差をつけました~!
村上選手、満塁&ツーランの2発が飛び出して、二冠王を突き進んでます!
(打率は2位ですが、ちょっと遠いです…)