Shimmyブログ

♬音楽といろいろ.....♪♪

知人宅でハイエンド試聴会

2024-02-19 | オーディオ
3回目の訪問。今回はモーターと非接触で回転さ
せるターンテーブルとカートリッジ2本。
(これだけで1000万円、うひょ。)

3回目だし、聴き馴染んだレコードを持ち込んで
だし、自分なりの結論が出てきました。

メーカーは「良い音」を追求するわけですが、
どんな音楽が聴きたいのかで良い音と感じるオー
ディオも違ってしまうということでしょうか。

【特殊な時代だった思春期の音楽体験】
ヘロイン、LSDと密接で反体制的な新しい過激
な音楽「ロック」が日本に広まり出したのは19
70年ごろでしょうか。それ以前はビートルズや
ビートグループ、日本でいえばグループサウンズ
です。不良の音楽のメインは黒人音楽だったんで
しょう。

元々のロックは黒人音楽の影響が大きく、映画音
楽やポップス、クラシック的価値観の真逆でした。
綺麗な音、和む音じゃなく、汚い、耳障りな、雑
音が混じった音がかっこよかったんです。
黒人は貧しかったから壊れた楽器しか持ってませ
ん、でも圧倒的情感豊かな演奏をします。それを
聞いた時にぶっ飛び、憧れた白人がいたんだと思
います。プリミティブな凄み。

【凄みある音楽は短命】
でも時代の流れは速く、危ない音楽「ロック」
1973年には商業的成功を収めるとともに普通
のポップスになってしまいます。
(50年代の「ロックンロール」も同じ道のり)
角のとれたスターになってしまったかつてのヒー
ローを否定し、プリミティブな凄みのある音楽を
取り戻そうとしたのが76年の「パンクロック」
でした。と同時に新たな凄みのある音楽として
「レゲエ」が世界に紹介されだしました。
それもまた、わずか数年、80年にはMTVと共
に流麗な、見事なポップスになっていきます。

【プリミティブな凄みが聴きたい】
ロックからレゲエ、サルサ、ブラックミュージッ
クへ、中東へ、アフリカへ、ヒップホップへ。
思春期に味わった、「プリミティブな凄みのある
音楽」を求め続けてるんですね。

【ハイエンドオーディオ】
定位だなんだと色々ありますが、昨今のハイエン
ドオーディオは心地よいヴォーカルやオーケスト
ラといった、一般的な良い音楽をより良い音で聞
くために開発されているような。当然ですね。
「プリミティブな凄みのある音楽」には全く向い
てないような。逆に凄みを取り去ってしまいます。
全てが綺麗な音になるんですね。

実はものすごく簡単な話と思っているのですが、
もうちょっと勉強しないと憶測になってしまう。

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