イスラエルのロック

初体験のイスラエル音楽。自分の感覚ではイスラ
ム系音楽に近いなあと。
ロンドンのワールド系World Circuit Records
からのリリース。レイディオヘッドのジョニーな
のかDudu本人の個性なのか、生楽器による伝統
的演奏の中に最新のエレクトロニクスエフェクト
が見え隠れして超過激、超刺激的。
レゲエ、ダブの作法も随所に。全体を楽しむだけ
でなく、あらゆる音に引っかかってしまいます。
なんでこんなサウンドが作れるの！！。音楽的発
想に驚き。

【Dudu Tassa & Jonny Greenwood】
Ahibak (feat. Safae Essafi)
ポップさではこの曲。


発見。なんとマスタリングはアメリカで行われ、
クレジットにはBob Ludwigの名前。
録音スタジオのクレジットはない。どこなの。
北米？ロンドン？イスラエル？
【Bob Ludwig】
He mastered recordings on all the major
recording formats for all the major record
labels, and on projects by more than 1,300
artists, including Led Zeppelin, Lou Reed,
Metallica, Queen, Jimi Hendrix, Bryan Ferry,
Paul McCartney, Nirvana, Bruce Springsteen
and Daft Punk,with more than 3,000 credits.


ジャケットにはイスラムっぽい文字。イスラエル
もイスラムに近いんですね。当然か、ユダヤ教も
イスラム教も源流は同じだもの。

イスラエルの北、ヒズボラのいるレバノンの音楽
は有名。
【レバノン歌謡】
フェイルーズとナンシー・アジャム

【ベイルートの若者の音】


【Fairouz】 - Ana La Habibi

ベストアルバム 南米アフリカ

２０２３年MMベストアルバムから１４枚程を
amazonで探したのですが、発注できたのは
アナログ２枚を含め、８枚だけ。海外発送店でも
在庫切れ。ダウンロードのみの販売も増えてきて
ます。そろそろCDも終わりでしょうか、ダウン
ロードに切り替えないと。アナログの方がまだあ
るかも。円安、流行りのせい、高くなった。
２年ぶりに行ったタワレコも売り場面積が１／４
程度に縮小してたっけ。



【Titi Bakorta】
コンゴ系ルンバの再解釈。
【Bantu】
ドイツ生まれのナイジェリア人。ナイジェリアと
アルジェリア、全く違う音楽、どちらも大好き。
【Asake】
ナイジェリアのアフロビーツトップスター。
【Dudu Tassa】
イスラエルのロック。レイディオヘッドが参加。



【Little Johnny Rivero】
新旧サルサ
【David Walters】
アフロビーツ入り、カリビアンソウル。

【Vini Versillo】
ブラジルはR&B、ソウル基調ものが近年増え
てて楽しい。だけど、MP3だけが多いのが困
りもの。
【Ana Frango Eletrico】
ディスコ、ファンク基調もの。

２０２３は興味を引いたロック無し。

大衆音楽の真実

「大衆音楽の真実CD」I、II、III、　１９８６年
中村とうよう選曲、解説が３枚セットで再発され
ました。とうようさんの１３回忌に合わせての再
発だそうです。

音楽に関しては中村とうよう
社会に関しては西部邁と堺屋太一
に絶大な影響を受けました。
３人共に亡くなられ、今をどう捉えるのか、参考
になる考え、本を探すのが大変。ピピっとくる人
が見当たりません。本当に残念です。

コンサート会場で見かけることもあったのですが、
ファンだからね、ビビっちゃって話しかけられな
かった。後悔。

【書籍とCD２枚】
当時、聴いてたワールドミュージックはエレクト
ロニクスも導入されてる８０年代録音物。
このCDは戦前戦後ぐらいの録音も多く、実は聴
くのがきつかったです。今の耳で再び聴いてみま
しょう。



＜amazon商品説明から＞

世界中のすばらしいポピュラー音楽の名演名唱を
縦横無尽に。ワールド・ミュージック好きのバイ
ブル３部作、ついに復刻！。「家宝」として大事
に聞き続けていただきたい３枚組です。

ポピュラー音楽って何なのか。
いつ、誰が作ったのか。
それは、どんな価値を持っているのか。
アジア、アフリカ、中南米とグローバルに目をく
ばり、わかっているようでわからなかった大衆音
楽の本質を、豊富な資料を駆使して説き明かした
初めての本。

【引用文献】
まで買い込んじゃって、熱心な「とうよう信徒」
でした。当時は「折口信夫」って誰？状態。




こんなのもあった、読まにゃ。即ポチりました。

ロシア非難にマリ共和国も反対

マリ共和国の女性ボーカリストの２２年新作を買
ったばかりなのに。
今回の国連総会ロシア非難決議案ではマリ共和国
も反対に転じました。マリに何かが起こっている。
（反対の７カ国はロシア、ベラルーシ、シリア、
北朝鮮、エリトリア、ニカラグア、マリ。）

Oumou Sangare　2022
新展開の２０２２新作の評判はいいのですがロッ
クっぽいギターが入り、音も薄く僕には不評。
西側的すぎて大丈夫？反逆罪で捕まったり？


【マリ共和国】
旧フランス領。８０年代にワールドミュージック
を世界に広めた一人、サリフ・ケイタの国です。
近年、西サハラ紛争が影響してかマリ共和国北部
にもイスラム過激派が入り込み、政情不安定にな
っていました。
とうとう昨年６月に北部武装勢力により前大統領
が拘束され、軍事政権になってしまったようです。
ロシアの支援があるのかもしれません。今後が心
配です。


アフリカ西部

Oumou Sangare - Live en Europe 2019
こっちがいいです。


Salif Keita - Live Jazz à la Villette 2018

ナイジェリアのファンク、ロック

アフリカのナイジェリアでは１９７０年代から西
側の音楽と伝統音楽の融合が盛んでした。
「アフロビート」として、世界に影響を与えたの
がフェラ・クティ。２０２２年新録音のベスト１、
アデデジもアフロビート。

【ロシア制裁をしていてるのは西側先進国だけ】

フェラ・クティの８９年のアルバムにはレーガン
やサッチャー、当時の独裁者ボタにツノを描き、
ビースト、獣達と呼んでいます。反政府運動もし
ていたフェラは８４年に逮捕、投獄もされました。


米ソ冷戦時代はソ連以上に親米独裁者を支援して
いたアメリカ。
プーチンはそんな冷戦時代のKGB、ソ連に時代を
戻しちゃった訳ですが、アフリカ、中東、南米諸
国の民衆は根深く根深く西側先進国を信じてない
んですよ。

【アフロビート】
ナイジェリア伝統音楽ヨルバ・ミュージック、フ
ジ・ミュージック、ハイライフ、南米サルサ、カ
リプソ、北米ファンク、ジャズのミクスチャー。
何故、ナイジェリアで西側の音楽が盛んだったの
かは知らない。



【フェラ・クティ】


【アデデジ】
録音はナイジェリア、ラゴス。ミックスはロンド
ンのようです。


「Shyphiliezation」
ベース、ドラムス、ギターのリズムがかみ合って
ないですよ、変ですよ。ポリリズム。音を探る気
にもならない。だから面白い。

最近のアナログレコードはカラー

最近のレコードは透明カラー盤が多いです。最初
は音は大丈夫なのと抵抗があったんですが、ター
ンテーブルで回っている時にかわいいなと。無色
透明盤が最高です。

【ブルーと無色透明の椅子とお揃いのレコード】




無色透明盤はコロンビア「ボンバ・エステレオ」
の２０２２新作。サイケデリック・クンビア。
パンデミックを経験し、技術と地球の調和を考え
たシンプルな新しい生活様式をテーマにしている
そうです。
音は、パーカッションが増えたけど、ドラミング
と特にベースが弱いかな、僕にはちょっと物足り
ない、今のところ。

青色透明盤はモロッコ「バブ・ルブルーズ」
の２０２０デビュー作。サイケデリック・グナワ。
８月に来日ライブがあったんですが、コロナにビ
ビって諦めたところ、メンバーが陽性で来日中止。

サイケデリックですね〜。２分５０秒から。

コロンビアの新世代クンビア

【南米コロンビアのサイケデリック】
臭の強いボンバ・エステレオが戻ってきました。
今更感はありますが、デジタルクンビアにハマる
きっかけになった思い入れのあるグループ。
（WikiUSを見たら「psychedelic cumbia」と
呼ばれてるようです。）

【BOMBA２０２２新作は、デビュー当時の音】
LAのマイナーレーベル「Nacional Records」
から２００９年にデビュー。３作目まではサイケ
デリックなバンドサウンドでしたが、ソニー・ラ
テンに引き抜かれ、サイケ臭が薄れEDMっぽくな
ってしまいました。終わったなと。
新作はバンドサウンドに戻ってるじゃないですか。
超嬉しい。アナログ流行りの昨今、レコード盤ま
で出ています。

【Nacional Records】
当時デジタルクンビアとよばれていたアルゼンチ
ン、コロンビア、ペルー、チリ、ベネズエラ、ス
ペイン等のアンダーグラウンドな新世代ラテン音
楽を世界に配給していた凄いレコード会社。



【サイケデリック】
２０１０年初頭、EDMの嵐が北米にまで到達す
る中、その裏でトランスミュージックの元祖サイ
ケデリックが世界中でリバイバル？？。
敏感なサン・ローランはパリコレでのテーマにサ
イケデリック。

ヒップホップ界のレアグルーブ発掘は北米ソウル、
ラテン、ジャズからいよいよ、６０、７０年代の
エチオピアのジャズ、ナイジェリアのファンクに
まで広げられました。
西アフリカ、イスラム圏からは世界中のミュージ
シャンが絶賛したティナリウェンが登場し、ラテ
ン世界からはデジタルクンビアが生まれました。
いずれからもサイケデリックの香りを感じました。

僕にとってのサイケデリックはタイトなドラムス
や跳ねるベース、パーカッションのリズムの低音
部と、浮遊感のあるリヴァーブを効かせたギター
やキーボードが呼応し合う演奏。ファッションは
ロンドン、音楽の元祖は６０年代グレートフル・
デッドでしょう。大好物。

【今やボンバは南米大陸のスター？？】
日本で見たデビュー当時のB級アンダーグラウン
ドと様相が違うぞ！！　驚き！！
アフリカ的要素を加えた？
パーカッションを強化した？

２０２２

２００９

2021はブラジルものが凄い

こんなん聴いたことがない。！！！
ソウルなサンバ。ありそうでなかった！？

今年、１番のCDはブラジルものになりそう。
Liniker 『Indigo Borboleta Anil』


２番のCDもブラジルものになりそう。
Caetano Veloso　『Meu Coco』


３番はUSAものだけど、トルコ人、アルメニア人、
マケドニア人によるトリオ。
Becca Stevens　『 Becca & The Secret Trio』


Liniker - 「Antes de Tudo 」


Liniker - 「Baby95」


Becca Stevens & The Secret Trio - 「California」

2021中南米、USAの新譜を。

【Rodrigo Amarante】- Eu Com Você
どはまりです。捨て曲なしのブラジル、サンバ。


【Dédé Saint-Prix】- Militan !
マルチニークの大物デデとハイチ音楽が合体。
実はフランスのレコード会社制作で録音もいい。


USA の音楽状況は僕にとって惨憺たるもの。
（BTSが流行ってるってんだから。）
ヒップホップもどん詰まりな感じ。楽しめるのは
レトロなグループと古い人たちだけかしら。

【Durand Jones & The Indications】- Witchoo
USA、ミネアポリス？のバンド。
70年代ディスコ風、甘めなんだけどファンキー。


　　　

2021アフリカの新譜を。

北アフリカ、アルジェリアのライ。政情が安定し、
復活。ロックっぽさもあったりのタクファリナス
の新作は、なんと２枚組でした。
乞う、来日、フルバンドで。来るわけないなあ。

【Takfarinas】


【Les Filles de Illighadad】- Inssegh Inssegh
西アフリカ、ニジェールの女性３人組。
じわじわじわじわ、ファンキ〜！！


　

選挙で徒然に思う。

トランプ元大統領の合言葉って「USA音楽」だ
なあ、なんて思いました。
『Make America Great Again』


１・＆・２・＆・３・＆・４・＆・
メイカ　メリカ　グレタ　ゲイン

しっかり、２、４拍にアクセント。やはり国々の
音楽のリズムは言葉に影響されてるのかも。
スペイン、ポルトガル語は１、３アクセントが多
いような。英語は単語自体、出だしにアクセント
がないものも多い。（メイクだけ）

日本語はアクセントが弱く、平坦。
日本語のラップバトルとかあるけれど、英語のリ
ズム、アクセントにのせないから、雰囲気が出な
いのよね。黒人英語はエンカウントでなくシンコ
ペートしちゃうし。

夏が近づくとサルサが聴きたくなる。

あたま悪いですね。暖かくなってくると、昼間は
レゲエ、夜はサルサが聴きたくなります。

Tito Puente - Oye Como Va チャチャチャ
ティト・プエンテは暑苦しくない！！


この動画で初めてサルサ系のダンスを見ました。
テレビで見た社交ダンスのラテンはやっぱ違うよ
うな？。競技として踊るから？。シンクロナイズ
ドスイミングのように硬く感じます。
現地のラテンってしなやかでグルービーね！！



ロックバンド、サンタナもやってました。


ファニアは暑苦しさの極み！！
名演の誉れ高いヤンキースタジアムNYのライブ。
Celia Cruz & Fania All Stars - Bemba Colorá　
1974


音はこっち。


なんと西アフリカ生まれのキジョーがセリア
・クルース、トリビュートを出していた！　注文
じゃ！　西アフリカ、ベナン + 南米サルサ ？

Angélique Kidjo - Bemba Colorá　2019


やばいなあ！！　情報に疎くなっている！！
このアルバムには　フェラクティのドラマー、
Tony Allen　となんと
女性ベーシストでもあるネオソウルの重要人物、
Me’shell Ndegeocello　が参加している！！　
レコードで買いましょ！



どうしようもなくカッコよかったデビュー曲！

Me'Shell Ndegeocello - Dreadlocks　1993


Youtubeを見ているとエンドレスになってしまう。

イギリス、フランスの音楽好き

イギリス、フランスの音楽好きはすごい。
アフリカ各地やイスラム世界の素晴らしい今の音
楽をプロデュースしては世界に配給してくれます。
今回のシティ・ムハラムはイギリスの「オン・ザ
・コーナー」レーベル。
植民地時代からのつながりが強みと思いますが、
絶対儲かるわけはないんですよ。好きなんですよ。

日本でもこの手の国内盤を出してくれるのは趣味
が高じてレコード会社を始めてしまった人たち！

大絶賛のシティ・ムハラム



Siti Muharam


もう、完全にトランスミュージック！！やばい。
イギリス録音？？でしょう。
Siti Muharam - Mandira


同じシティでもシティ・アミナという人もいまし
た。こちらはポップ、が、現地の若い人たちはア
ミナがいいのかな？。だけど、薄めすぎ。ぬる〜
！！　同じ曲までも！！　どういうこと？？？

各楽器がしばしばユニゾンでホモフォニーな感じ。
パーカッションでなく弱いドラムスも辛いかな！
現地録音と思うけど、西洋に向きすぎ？！
Siti & The Band x Shamsi Music - Mandira

ザンジバル島の音楽がすごい！！

昨年発注したCDがようやく手に入りました。
東アフリカ、タンザニア沿岸のザンジバル島。



アラブ音楽、東アフリカのポリリズム、インドの
ラーガなどが融合した「タアラブ」が素晴らしい。
伝統音楽、古典音楽、観光音楽じゃありません。

２１世紀の非西欧圏音楽！！

こういうのを聴いちゃうと、先進国の音楽って、
弱々しいなあ、熱がないなあ！！



どんなところなのかgoogleで見たら、めちゃ遠い。



でも街やホテルを見てみました。
ビーチなら「セレナホテル」

街中なら「ダウパレスホテル」


街並み

ザンジバルに行くことはないと思うけど、
ベトナム、ダナンとホーチミンに行きたくなった。
スリランカもよかったなあ！！
行けるようになるのはいつ？？

Siti Muharam - Nyuki


Siti Muharam - Mashozi Ya Huba

森のコンサート

オランダで行われてるアフリカフェスティバル。
羨ましい〜。　コロナ共存にいいと思うなあ！
密閉はなくなります。　ディスタンスは各自で。

Gyedu Blay Ambolley - Teacher

The Afrika Festival Hertme Netherlands!
For over 30 years, the two-day music
festival takes place in the beautiful green
Openluchttheater Hertme.
今年は中止のようです。



僕は田舎の日本家屋育ちだから、密閉、狭いが
大嫌い！！　天井がたっか〜ければOK。
レストランもバーもカフェもみんなオープンエア
ーになったらいいなあ！！
ビーチリゾートホテルですね！！