夕方、田舎の友人から共通の友人が心筋梗塞で入院して治療中との電話が入った。彼は酒もたばこも取らない、中肉中背の中年であった。なぜ、冠動脈が詰まるようなトラブルに見舞われたのか。確か血圧なども年相応であったと聞いていた。
今年の夏休みにも会った。我々は酒を飲みながら焼き鳥を食べたが、彼はウーロン茶であった。お互いこの年になると最初の話題は病気などの話が出る。その時にも彼の話は全く病気とは疎遠な話題であった。
わからないものだ。原因は何かあったのだろう。幸いに初期治療が功を奏したようで来週には退院できるようだ。
初期の症状は話を聞くと自分のケースと似ていると思った。胸が苦しく胃がつかえているようで脂汗が出る。呼吸が浅くなり血圧は上が60ぐらいに下がる。瞳孔が開くのか視界が真っ白になる。そして、言いようのないものすごい不安・・・・・
今でもはっきりと覚えている。
この写真のようなすっきりとした、のどかな風景を、ゆったりと見たいなど思ったものだ。
人にはいずれ生命の終焉が訪れる。肉体を構成する細胞が活動をやめる時、のたうちまわるような苦しみではなく、安らかな覚悟と最後の一息を持って眠るような静かな心構えになるのではないかと思う。
今年になって自分の周りで心筋梗塞で逝った知人は数人いる。自分の友人では発症はしても逝ったものはいない。生かされた運命というものを感じてしまう。
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