著莪猫(ShagaNeko)海を渡る【広州編】

夫の転勤にともない始まった子連れ・猫連れの海外生活。
天津で3年、そして広州へ。
ただいま新しい場所で奮闘中。

余命3日からの復活

2013年03月01日 01時40分10秒 | 
1月に体調が悪くなり病院に行ったところ、膵臓炎で助かる見込みが非常に低いと言われたウーたん。
その時の記事にも書きましたが、治療しなければ早くて3日、長くて2週間、治療を受けても助かる見込みは30%以下と言われたのです。
もちろんすぐに治療を受ける事にしましたが、私は毎日泣きながら点滴に通っていました。

その時期、病院には同じ症状で通院しているラブラドールとその飼い主さんがいました。
その飼い主さんはクリスチャンとのことで、ワンちゃんに付き添いながら私の事も気にかけてくれ、毎日のように十字架を手に「神様に祈りましょう」と声をかけてくれていました。
通院が長くなると投薬が続いてしまうからとの事で、1ヶ月ほど経ってからは毎日から一日置き、そして二日置きと変わり、そのうちそのワンちゃんとすれ違いになる事が多くなって会う事も無くなってしまったのですが、ワンちゃんは無事に回復したそうです。

ウーたんは一時期は本当に危なくて、箱座りもできないほどでした。
本人は座ろうとしているのですが、ふらふらで横に倒れてしまうのです。
それに意識が朦朧としている時や、錯乱してしまったような状態の時もありました。
その時は私も半ば諦め、生きて一緒に帰る事ができない場合の連れ帰る方法を探した事も……。
(私たちが帰国する際にウーたんだけを異国の地に埋葬していくのはどうしても嫌で)

ですがその後ウーたんは劇的な回復を見せ、自分で餌を食べられるようになったのです。
少しずつ食べる量が増えてくると鼻から流動食を入れる為の管もはずされ、体重も徐々に増加。
血液検査の数値が落ち着いてくると点滴の本数が減り、飲み薬に変わったので通院も少し間が空けられるように。
そして今日(2/28)で通院が一段落しました。

血液検査の結果を見ると肝機能に問題があったり貧血が酷かったりで良い状態とは言えないし、自己融解してしまった膵臓の機能が回復する事も難しいそうなので、これからも毎日の服薬と定期的な検査が必要なのですが、これからは長期的な対処になりました。
ガリガリになってしまっていた身体も今では元の体重に戻り、毛並みもまた艶々に♪
座れないほどふらふらだったのが今では家中歩き回って居心地の良い場所を探して日向ぼっこしているし、呼べばちゃんと返事をしてくれるようにもなりました。
余命宣告を受けたような状態を考えたら奇跡のようです。


ウーたん、元気になってくれてありがとう。
病気とは長いお付き合いになっちゃうけど、一緒に頑張っていこうね。







応援ありがとうございます♪
励みになるのでポチッとお願い致します(^^)

にほんブログ村 海外生活ブログ 広州情報へ

とりあえず近況報告

2013年01月23日 13時28分04秒 | 
皆様、お久しぶりです。
お正月の言い訳日記以来です。
年末にも書き残しておきたい事がたくさんあって、年が明けてしまっているのにクリスマス日記とか書く気満々なのですが、その前に……。



年明け早々、我が家に大変な事が起こりました。
我が家の家族の一員、ウーたんの体調不良です。

いつもは私と娘が寝ているベッドで一緒に寝ているウーたんですが、2日の夜は夫と寝ていました。
こういう時、大抵は夜中になってニャーニャー鳴いて部屋を移動してくるのですが、その日は朝まで来ませんでした。
思えばこの時から元気が無かったのかもしれません。
朝になって夫から「昨夜何度も吐きそうにゲーゲーなってたよ」と聞きましたが、その時は毛玉が出ないのかな?くらいにしか思っていなかったのです。
なので3日はとくに何もせず、私たち家族もいつも通りに過ごしていました。
ところが4日になっても元気が無く、キャットフードを全然食べていません。
そして時々ゲッゲッと苦しそうにしています。
なので昼間に私が草を取ってきて与えましたが(毛玉が原因の場合はそれを吐くために草を欲しがるので)、見向きもせず。
抱き上げると不機嫌そうに「ウゥ~」と唸っているし、食べていないので背中はガリガリになってしまっています。
さすがにコレはおかしいと思い、翌5日(土曜日)に動物病院へ行く事にしました。

この日、近くに住む中国人のKさん(動物病院へ行く時にお願いすると、いつも一緒に行ってくれるんです)は仕事があるからという事で来れませんでしたが、電話で通訳の対応をしてくれました。
検査などを受けKさんに通訳してもらうと、ウーたんは膵臓炎とのこと。

膵炎は、膵臓から分泌する消化酵素が多く出てしまう事によって膵臓が自己融解してしまうのだそうです。
レントゲンを撮ると、ウーたんの膵臓は通常の半分以下になってしまっていました。
(胸骨の骨折はこの時に判明……歳なのにベッドから飛び降りたので折れたみたいです)
また、進行すると多臓器不全症となることもあるそうで、その疑いも非常に濃かったようです。
膵臓炎の時は消化酵素の分泌や働きを抑えたいので絶食が必要なのだそうでですが(ウーたんが食べなくなった理由も食後に負担を感じていたからかも)、ウーたんの身体は既にガリガリ。

検査の後、治療をするかどうかを病院の先生が訊いてきましたが、治療しなければ早ければ3日、長くても2週間の命と診断されました。
しかも治療をしても助かる見込みは30%とまで言われ……。
それを聞いて私はその場で号泣。

つい先日までいつも通り元気だったウーたん。
諦めがつくはずがありません。
即、治療を受ける事にしました。

ウーたんは16歳半のお婆ちゃん猫ですが、最近の家猫(とくに室内飼い)の子は長生きする子が多く、20歳以上の子も結構いるようです。
(猫の死因のトップは交通事故という事と、外に出ないことで病気になりにくい事などから)
16歳という年齢は、人間の年齢にすると80歳前後という説から90歳越えという説まで様々のようですが、中国の動物病院に貼ってあった年齢対応票では75歳くらい。
「これも寿命なのかな……」と思う反面「寿命にはまだ早い!」という気持ちも強くあるのです。
それに猫は昔から「飼い主が決めた寿命を守る」と言います。
だから私はウーたんに対して「化け猫になっても良いから長生きして」と言い聞かせてきました。
世の中には30歳以上まで生きた猫もいるんです。
それに比べたら16歳なんてまだまだ半分!
絶対に元気なまま一緒に日本に帰りたい……。

それから毎日病院通い。
娘の幼稚園が始まってからは、娘を幼稚園に送り届けた足で病院へ。
病院の場所は、私たちが住む区から行くと幼稚園がある区の向こう側……。
帰りはウーたんを引き取ってから幼稚園に向かい、娘と一緒に帰宅という毎日です。
(日によっては病院のほうが遅くなってしまい、幼稚園のお迎えの後で病院に行き、それから帰宅という大周りをしなくてはならない日も)

家に帰ってからは今まで以上にウーたんの介護が必要。
ウーたんは4歳の頃に事故に遭い、それ以来ずっと下半身麻痺(自己排泄等ができない)の要介護猫なのです。
(中国に連れてくる事については迷いましたが、不自由な身体のウーたんが私に見捨てられたと感じてしまうのは避けたく、置いてくるよりは私が看る事を選びました)
この病気になってからは鼻からチューブを入れて流動食です。
毎日猫缶をミキサーにかけ裏ごしして、鼻から注入。
おまけにオムツまで必要になってしまって(腹筋の問題で自己排泄できなかっただけなので、今まではオムツの必要はありませんでした)マミーポコの女の子用Sサイズが大活躍中。
娘が生まれるずっと前、ウーたんで子育ての練習をしたような私ですが(3時間おきのミルクとか)、今はウーたんで介護の練習をしているみたい。
いろんな意味で私のほうがウーたんにお世話になりっぱなしです。

一時は本当に危ない状態だったウーたんですが、今は小康状態を保っています。
寝たきりになるかも……と思っていたのが、たまに起きて家の中を歩き回っているし、気に入らない事があればニャーニャー文句を言うようになりました。
文句が言えるだけ元気という事で良い事♪
そんな姿を見て夫は「お、余命3日が元気になったなぁ」と笑っています。
こんな事を言って笑っていられるようになれて、本当に良かった。
年齢を考えると元のようにというのはなかなか難しいようですが(人間だって歳をとってからの病気は治りにくいし)、それでも生き延びてくれたことが嬉しいです。


思えば、事故に遭った時にも安楽死を勧められるほどの状態だったのを生き延びたウーたん。
その後も下半身麻痺で10年も生きられないと言われていたけど、既に16歳半のウーたん。
今回だって、治療しても助かる見込みが30%と言われたって生き延びた!
本当に私が言い聞かせたように長生きして欲しいです。



今こんな状況なのと、家のPCが本当に寿命のようなのとで(←こっちは諦めてます^^;)、なかなか日記の更新などが思うようにいきません。
でも書きたいことは山ほどあるし、少しずつ少しずつ進めていきたいと思います。







0655/2355

2012年11月26日 12時39分00秒 | 
Eテレで放送されている「0655」と「2355」という番組が娘と私の最近のお気に入りです。
(「ぜろろくごーごー」と「にーさんごーごー」と読みます)
その数字のとおりの時間に放送されている番組です。
(中国だと1時間の時差があるのでこちらの時間だと1時間早いのですが、ネットテレビのタイムシフト機能のおかげで娘も毎日見ることができています)

その中でも私が特にお気に入りなのが猫の歌と犬の歌。
(娘は『小さな恋の物語』その3がお気に入りのようですが、こちらもかなりお気に入り)
「あたし、ねこ」「おれ、ねこ」「わが輩は犬」「わたし、犬、いぬ」というタイトルで、毎回違うニャンコやワンコとその飼い主さんの写真が映像として流れ、その歌詞が犬の歌も猫の歌も飼い主がきゅ~んとなるツボを見事に抑えていると思います。

その歌詞。
「あたし、ねこ」
※()内は「おれ、ねこ」バージョン(←この微妙な違いもまた良いのだ^^)


あたし、ねこ(おれ、ねこ)
あたし、ねこ(おれ、ねこ)
ココあたしンち(ココ、おれのうち)
ココあたしンち(ココ、おれのうち)

これ、いつものご飯(これ、いつものごはん)
これ、スペシャルご飯(これ、スペシャルご飯)
それ、大好きおもちゃ(それ、大好きおもちゃ)
それ、落ち着く寝床(それ、落ち着く寝床)

あたし、ねこ(おれ、ねこ)
この人、飼い主(これ、うちのやつ)
この人、ご飯をくれる(こいつ、ご飯をくれる)
この人、遊んでくれる(こいつ、遊んでくれる)

あたし~ねこだから~人の言葉わからない~
(おれ~ねこだから~こいつの言葉わからない~)
あたし~ねこだけど~この人の気持ち、何故かよくわかる~
(おれ~ねこだけど~こいつの気持ち、何故かよくわかる~)

あたし、ねこ(おれ、ねこ)
あたし、ねこ(おれ、ねこ)
あたし、ねこ(おれ、ねこ)
あたし、ねこ(おれ、ねこ)



普段は素知らぬ顔をしているのに、私が悲しい時などはそっと寄り添ってくれるウーたん。
最近は私よりも娘の心配をしてくれている様子ですが、それもまた微笑ましいです。
娘はウーたんのことを「ウーたんは○ーちゃんのお姉ちゃんだもん」と言うけれど、本人(本猫)もそう思っているのかな(^^)
そして娘は「ウーたんは人の言うこと、解ってるよねぇ~」。
うん、それは私もそう思うな~。




そして「わが輩は犬」
※()内は「わたし、犬、いぬ」バージョン


わが輩は、犬(わたし、犬、いぬ)
わが輩は、犬(わたし、犬、いぬ)
生まれた時から わが輩は、犬である(自分ではよくわかってないけど 犬なのよ)

わが輩の気に入ってるものはコレである(ここ最近のお気に入りはコレ)
さらに気に入ってるものはコレである(こっちもかなり好きではあるのよね) 
実は苦手なものはコレである(言いたくないけど苦手なのはコレ) 
もっと苦手なものはコレである(もっと苦手なものはコレなのね)

そしてわが輩の~願いはひとつ~(そしてわたしの~願いはひとつ~)
「ずっとこの人と一緒にいられますように~」(「ずっとこの人と一緒にいられますように~」)

わが輩は、犬(わたし、犬、いぬ) 
わが輩は、犬(わたし、犬、いぬ) 
わが輩は、犬、犬、犬である(わたし、犬、いぬ、いぬ、犬なのよ) 


※猫バージョンと犬バージョンで♂♀のメインが違うのは、私がよく聴くほうをメインにしているからです。




中国はYouTubeなどの動画サイトにアクセスできないので、動画を貼ることができませんが、検索すればすぐに出てくると思います。
猫の歌も犬の歌も、一度見てみて~♪
(NHKのHP→http://www.nhk.or.jp/e0655/
ペットを飼った事があるかたなら、きっとじ~んとしちゃうと思います(^^)










応援ありがとうございます♪
励みになるのでポチッとお願い致します(^^)

にほんブログ村 海外生活ブログ 広州情報へ

お昼寝

2012年11月06日 15時10分39秒 | 
座布団(正確にはロングマットを三つ折りにした物)の端っこを折り返して枕にするうーたん。



妙なところがオヤジっぽい(♀だけど^^;)です(笑)









応援ありがとうございます♪
励みになるのでポチッとお願い致します(^^)

にほんブログ村 海外生活ブログ 広州情報へ

行方不明→発見→救出→そして……

2012年09月25日 23時43分44秒 | 
昨夜の事。

我が家の猫・うーたんはベッドに上がりたい時や階段の下にいる時にはニャーニャー鳴いて人を呼びます。
もう16歳なので足腰が弱っているのか、大変なようで……。
昨日も何度かダイニングのほうに行ってしまい(ダイニングとリビングの間に段差があります)私を呼んでいましたが、あまりにも何回も続いたのでしばらく放置していました。
その後夫が帰宅し、そろそろ部屋に戻そうと探しに行ったのですがうーたんの姿が見えません。
名前を呼びながらテーブルの下やカーテンの陰、ソファーの隙間まで部屋の隅々まで探しました。
うーたんは呼べば返事をするのですが、鳴き声も聞こえません。

……もしかして、夫が帰ってきた時に玄関から出て行っちゃった???
さすがに足元から猫が出ていったら気がつくでしょうけど、とにかく姿が見えないから不安になりました。
ドアを開けて「うーちゃ〜ん」と呼んでみるも、エレベーターホールはシーンとしています。
まさかエレベーターに乗って下まで行っちゃった???
夫は「家の中にいると思うよ。そのうち出てくるんじゃない?」と言います。

だけど私はもう不安で不安で、泣きそうになりながら「うーちゃ〜ん、返事して!」と叫んでいました。
そしたら、微かに声が……。
いる!家の中にいる!でもこれは困っている時の声!
声が小さくて場所を特定できないので何度も何度も「うー!返事して!」と言うと、その度に鳴き返してくれました。

そして行きついたのがリビングにある棚。
まさかここ???と思いながら裏側を覗くと、暗闇の中で光る猫の目……いた〜♪
棚の裏の奥〜のほうで配線に絡まって身動きが取れなくなっているけど、この棚は動くの!?
(壁をふさぐような棚なんです)

夫は「そうか〜、いたか〜」と言ったきり、奥の部屋から出てきません。
(夫は猫がいたのがまさか棚の裏だとは思わなかったそうで……)
私一人で火事場の馬鹿力で動かしましたよ〜。
母は強し!(うーたんも我が子!)

救出されたうーたんは埃まみれ……二日前にシャンプーしたばかりなのに……orz
翌朝(今朝)この事を娘に話すと、娘は棚の後ろを覗き込んで
「こんなところに〜?じゃあまた今日お風呂に入れなくちゃね〜」
と言っていました。
まったくだよ、もう〜!



そして今夜、再びシャンプーされたうーたん。



もうあんなところに入らないでよ!!!