著莪猫(ShagaNeko)海を渡る【広州編】

夫の転勤にともない始まった子連れ・猫連れの海外生活。
天津で3年、そして広州へ。
ただいま新しい場所で奮闘中。

とりあえず近況報告

2013年01月23日 13時28分04秒 | 
皆様、お久しぶりです。
お正月の言い訳日記以来です。
年末にも書き残しておきたい事がたくさんあって、年が明けてしまっているのにクリスマス日記とか書く気満々なのですが、その前に……。



年明け早々、我が家に大変な事が起こりました。
我が家の家族の一員、ウーたんの体調不良です。

いつもは私と娘が寝ているベッドで一緒に寝ているウーたんですが、2日の夜は夫と寝ていました。
こういう時、大抵は夜中になってニャーニャー鳴いて部屋を移動してくるのですが、その日は朝まで来ませんでした。
思えばこの時から元気が無かったのかもしれません。
朝になって夫から「昨夜何度も吐きそうにゲーゲーなってたよ」と聞きましたが、その時は毛玉が出ないのかな?くらいにしか思っていなかったのです。
なので3日はとくに何もせず、私たち家族もいつも通りに過ごしていました。
ところが4日になっても元気が無く、キャットフードを全然食べていません。
そして時々ゲッゲッと苦しそうにしています。
なので昼間に私が草を取ってきて与えましたが(毛玉が原因の場合はそれを吐くために草を欲しがるので)、見向きもせず。
抱き上げると不機嫌そうに「ウゥ~」と唸っているし、食べていないので背中はガリガリになってしまっています。
さすがにコレはおかしいと思い、翌5日(土曜日)に動物病院へ行く事にしました。

この日、近くに住む中国人のKさん(動物病院へ行く時にお願いすると、いつも一緒に行ってくれるんです)は仕事があるからという事で来れませんでしたが、電話で通訳の対応をしてくれました。
検査などを受けKさんに通訳してもらうと、ウーたんは膵臓炎とのこと。

膵炎は、膵臓から分泌する消化酵素が多く出てしまう事によって膵臓が自己融解してしまうのだそうです。
レントゲンを撮ると、ウーたんの膵臓は通常の半分以下になってしまっていました。
(胸骨の骨折はこの時に判明……歳なのにベッドから飛び降りたので折れたみたいです)
また、進行すると多臓器不全症となることもあるそうで、その疑いも非常に濃かったようです。
膵臓炎の時は消化酵素の分泌や働きを抑えたいので絶食が必要なのだそうでですが(ウーたんが食べなくなった理由も食後に負担を感じていたからかも)、ウーたんの身体は既にガリガリ。

検査の後、治療をするかどうかを病院の先生が訊いてきましたが、治療しなければ早ければ3日、長くても2週間の命と診断されました。
しかも治療をしても助かる見込みは30%とまで言われ……。
それを聞いて私はその場で号泣。

つい先日までいつも通り元気だったウーたん。
諦めがつくはずがありません。
即、治療を受ける事にしました。

ウーたんは16歳半のお婆ちゃん猫ですが、最近の家猫(とくに室内飼い)の子は長生きする子が多く、20歳以上の子も結構いるようです。
(猫の死因のトップは交通事故という事と、外に出ないことで病気になりにくい事などから)
16歳という年齢は、人間の年齢にすると80歳前後という説から90歳越えという説まで様々のようですが、中国の動物病院に貼ってあった年齢対応票では75歳くらい。
「これも寿命なのかな……」と思う反面「寿命にはまだ早い!」という気持ちも強くあるのです。
それに猫は昔から「飼い主が決めた寿命を守る」と言います。
だから私はウーたんに対して「化け猫になっても良いから長生きして」と言い聞かせてきました。
世の中には30歳以上まで生きた猫もいるんです。
それに比べたら16歳なんてまだまだ半分!
絶対に元気なまま一緒に日本に帰りたい……。

それから毎日病院通い。
娘の幼稚園が始まってからは、娘を幼稚園に送り届けた足で病院へ。
病院の場所は、私たちが住む区から行くと幼稚園がある区の向こう側……。
帰りはウーたんを引き取ってから幼稚園に向かい、娘と一緒に帰宅という毎日です。
(日によっては病院のほうが遅くなってしまい、幼稚園のお迎えの後で病院に行き、それから帰宅という大周りをしなくてはならない日も)

家に帰ってからは今まで以上にウーたんの介護が必要。
ウーたんは4歳の頃に事故に遭い、それ以来ずっと下半身麻痺(自己排泄等ができない)の要介護猫なのです。
(中国に連れてくる事については迷いましたが、不自由な身体のウーたんが私に見捨てられたと感じてしまうのは避けたく、置いてくるよりは私が看る事を選びました)
この病気になってからは鼻からチューブを入れて流動食です。
毎日猫缶をミキサーにかけ裏ごしして、鼻から注入。
おまけにオムツまで必要になってしまって(腹筋の問題で自己排泄できなかっただけなので、今まではオムツの必要はありませんでした)マミーポコの女の子用Sサイズが大活躍中。
娘が生まれるずっと前、ウーたんで子育ての練習をしたような私ですが(3時間おきのミルクとか)、今はウーたんで介護の練習をしているみたい。
いろんな意味で私のほうがウーたんにお世話になりっぱなしです。

一時は本当に危ない状態だったウーたんですが、今は小康状態を保っています。
寝たきりになるかも……と思っていたのが、たまに起きて家の中を歩き回っているし、気に入らない事があればニャーニャー文句を言うようになりました。
文句が言えるだけ元気という事で良い事♪
そんな姿を見て夫は「お、余命3日が元気になったなぁ」と笑っています。
こんな事を言って笑っていられるようになれて、本当に良かった。
年齢を考えると元のようにというのはなかなか難しいようですが(人間だって歳をとってからの病気は治りにくいし)、それでも生き延びてくれたことが嬉しいです。


思えば、事故に遭った時にも安楽死を勧められるほどの状態だったのを生き延びたウーたん。
その後も下半身麻痺で10年も生きられないと言われていたけど、既に16歳半のウーたん。
今回だって、治療しても助かる見込みが30%と言われたって生き延びた!
本当に私が言い聞かせたように長生きして欲しいです。



今こんな状況なのと、家のPCが本当に寿命のようなのとで(←こっちは諦めてます^^;)、なかなか日記の更新などが思うようにいきません。
でも書きたいことは山ほどあるし、少しずつ少しずつ進めていきたいと思います。








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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆぅがお)
2013-01-23 18:13:06
ウーたんは著莪猫さんが飼い主さんで本当に幸せですね^^)

まだまだこれからです!
ウーたんは素敵な家族に囲まれてますからねぇ♪
ちゃんと落ち着くまで大変だと思いますが加油ですぅ(」゜ロ゜)」
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涙。。。 (プーさん)
2013-01-23 21:13:23
もう・・・大変でしたね。。。ビックリしました。
ShagaNekoさんがうーたんを思う気持ちは痛いほど分かりますし、ご立派だと思いました。
大変だと思いますが、きっと良くなってまた元気になりますよ。
何も出来ませんが祈っています。。。
ガンバレ、うーたん!
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◆ゆぅがお様 (ShagaNeko)
2013-01-24 14:14:45
時々不安になるんですよねぇ、うーたんは私のところに来て本当に良かったのかな?って。
私の所に来なければ事故に遭わなかったかな?とか、私と一緒じゃなければずっと日本で暮らせたのにな~とか。
だからと言うわけじゃないですが、ちゃんと責任をもって世話しようと思っています。
早く元気になれ~!
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◆プーさん様 (Shaganeko)
2013-01-24 14:22:28
ホントに一時期はどうなることかと思い悩んで夜も眠れず泣き暮らしていましたが、今は少し落ち着いてくれたようでホッとしています。
まだまだ介護生活は続きそうですが、少しずつでも元気を取り戻してくれているので気持ちがラクになりました(^^)
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Unknown (ZURUTTO)
2013-01-24 16:48:26
ウーたん 大変だったのですね。
でもそれを乗り越える素晴らしい生命力!
そしてShagaNekoさんの愛情とお嬢さんの協力!
読ませていただいてうるうるしてしまいました!
ウーたんお大事に・・・早くよくなりますように・・・!
ShagaNekoさんもお疲れがたまりませんように!
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Unknown (プッチママ)
2013-01-25 00:45:55
とても大変な思いをされていたのですね。
ShagaNekoさんのお気持ちを考えると胸が痛くなります。
しかし、ウーたんの生命力はすごいですね!
ShagaNekoさんの愛情が届いている証拠ですね(*゜▽゜*)
うーたんが元気になることをお祈りしています。
お大事なさってくださいませ。
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◆ZURUTTO様 (ShagaNeko)
2013-01-25 01:16:30
ウーたん、今では余命宣告をされたとは思えないほど回復して、今日も元気に文句を言っていました(^^;)
娘も毎日よく世話を手伝ってくれて、一人っ子の娘にとっても良い経験になっている気がします。
今回の事、家族一丸で頑張っています(^^)
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◆プッチママ様 (ShagaNeko)
2013-01-25 01:30:10
ウーたん、12年前の事故の時も今回も驚くほどの生命力で乗り切ってくれました。
諦めなくて本当に良かったです。
今はだいぶ回復してきたようなので、この調子で全快してほしいです(^^)
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ウーたん (ちよ姫)
2013-01-25 22:11:41
なんと大変な><
私も飼い猫を2匹病気で看取っているのでその時を思い出してしまい、涙が出てしまいました。
動物が病気に耐える姿は本当に我慢強く、健気です。
家と動物病院の往復、幼稚園もあって本当に大変なことだと思います。><
どうか、ウーたんが回復しますように心から祈っています。きっと大丈夫!!
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お大事に (MyLifein広州)
2013-01-26 21:25:35
ShagaNekoさんお久しぶりです。
ペットは家族同然なので突然体調不良になると
とっても心配ですよね。
ウーたんが少し元気になって本当に良かったです。
ShagaNekoさんも心身ともにさぞ大変だったでしょう。
お二人(一人と一匹)とも無理しないでくださいね。
早くウーたんが良くなりますように!
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