本日の朝日新聞の一面報道「海自の潜水艦ー艦隊の南シナ海での訓練・演習」!
これは、自衛隊の南西シフト態勢の本格的発動の、重大な事態である。海自がついに、単独で、そして米軍とともに、南シナ海の「航行の自由作戦」=中国との戦争を辞さないという行動にに踏み切ったということだ。
この「航行の自由作戦」は、米軍がそうであるように、中国に対して「力」で、「実力」で、対抗するということであり、いざとなったら、軍事衝突も辞さない、ということだ。
ついに、安倍政権・自衛隊が、東シナ海ー南シナ海を巡る、軍事力を行使した「覇権争い」に突入したのだ。この軍事行動は、不可避的に中国との衝突を引き起こす。日中平和友好条約締結40周年を迎え、中国との緊張緩和が進むかのように見えているが、事態は、アメリカとともに、安倍政権が中国封じ込めの戦略を貫こうとしていることだ。
しかし、朝日新聞は、この重大な事態に際して、一言の批判も加えず、海自のこの南シナ海での行動を追認・宣伝するだけである。
いまや、自衛隊の南西シフト態勢は、与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・馬毛島への自衛隊の新配備、沖縄本島・九州佐世保への大増強が進む中で、戦争態勢ー戦争発動態勢(戦争前夜情勢)に入りつつある。
再度強調しなければならないのは、この南シナ海での海自の行動、そして米軍との共同作戦(航行の自由作戦)は、従来のアジア太平洋地域での自衛隊の行動(訓練・演習)とは、決定的に違うということだ。つまり、中国との戦争事態を恐れない、という恐るべき段階への軍事行動である(基地建設から軍事行動へ)。
これは、米軍が東シナ海で行っているように、この軍事行動の目的は、「日米のアジア太平洋地域の覇権を絶対的に確保する」、つまり、軍事力で防衛するという、戦争を不可避とする行動に、安倍政府・自衛隊が出始めたということだ。
そして、この安倍政権・自衛隊の南シナ海軍事行動ーエスカレーションの目的は、「有事の改憲」(と同時に自衛隊の先島―南西諸島配備の強行)である。端的に言うと、中国との軍事小衝突を起こせば、一挙に世論は南西シフト大賛成=改憲賛成が多数派にいくということ。
今まで、この南西シフト態勢に沈黙していた人々が多いが、もはや、沈黙は「戦争を容認する」という次元に至ったのだ。
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以下、朝日新聞記事。記事全文はスクラップを読んでください。
海自潜水艦、南シナ海で極秘訓練を実施 中国を牽制
海自呉基地から南シナ海へ向けて航行する潜水艦「くろしお」=8月27日午前、広島県江田島市、土居貴輝撮影
防衛省が海上自衛隊の潜水艦を南シナ海へ極秘派遣し、東南アジア周辺を長期航海中の護衛艦の部隊と合流させて、13日に対潜水艦戦を想定した訓練を実施したことが分かった。海自の対潜戦訓練は通常、日本の周辺海域で行われており、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に潜水艦を派遣して実施したのは初めて。
「中国原潜、封じないと」海自極秘訓練 衝突回避が課題
これは、自衛隊の南西シフト態勢の本格的発動の、重大な事態である。海自がついに、単独で、そして米軍とともに、南シナ海の「航行の自由作戦」=中国との戦争を辞さないという行動にに踏み切ったということだ。
この「航行の自由作戦」は、米軍がそうであるように、中国に対して「力」で、「実力」で、対抗するということであり、いざとなったら、軍事衝突も辞さない、ということだ。
ついに、安倍政権・自衛隊が、東シナ海ー南シナ海を巡る、軍事力を行使した「覇権争い」に突入したのだ。この軍事行動は、不可避的に中国との衝突を引き起こす。日中平和友好条約締結40周年を迎え、中国との緊張緩和が進むかのように見えているが、事態は、アメリカとともに、安倍政権が中国封じ込めの戦略を貫こうとしていることだ。
しかし、朝日新聞は、この重大な事態に際して、一言の批判も加えず、海自のこの南シナ海での行動を追認・宣伝するだけである。
いまや、自衛隊の南西シフト態勢は、与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・馬毛島への自衛隊の新配備、沖縄本島・九州佐世保への大増強が進む中で、戦争態勢ー戦争発動態勢(戦争前夜情勢)に入りつつある。
再度強調しなければならないのは、この南シナ海での海自の行動、そして米軍との共同作戦(航行の自由作戦)は、従来のアジア太平洋地域での自衛隊の行動(訓練・演習)とは、決定的に違うということだ。つまり、中国との戦争事態を恐れない、という恐るべき段階への軍事行動である(基地建設から軍事行動へ)。
これは、米軍が東シナ海で行っているように、この軍事行動の目的は、「日米のアジア太平洋地域の覇権を絶対的に確保する」、つまり、軍事力で防衛するという、戦争を不可避とする行動に、安倍政府・自衛隊が出始めたということだ。
そして、この安倍政権・自衛隊の南シナ海軍事行動ーエスカレーションの目的は、「有事の改憲」(と同時に自衛隊の先島―南西諸島配備の強行)である。端的に言うと、中国との軍事小衝突を起こせば、一挙に世論は南西シフト大賛成=改憲賛成が多数派にいくということ。
今まで、この南西シフト態勢に沈黙していた人々が多いが、もはや、沈黙は「戦争を容認する」という次元に至ったのだ。
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以下、朝日新聞記事。記事全文はスクラップを読んでください。
海自潜水艦、南シナ海で極秘訓練を実施 中国を牽制
海自呉基地から南シナ海へ向けて航行する潜水艦「くろしお」=8月27日午前、広島県江田島市、土居貴輝撮影
防衛省が海上自衛隊の潜水艦を南シナ海へ極秘派遣し、東南アジア周辺を長期航海中の護衛艦の部隊と合流させて、13日に対潜水艦戦を想定した訓練を実施したことが分かった。海自の対潜戦訓練は通常、日本の周辺海域で行われており、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に潜水艦を派遣して実施したのは初めて。
「中国原潜、封じないと」海自極秘訓練 衝突回避が課題