我人生2度目の桂林でお正月三が日を過ごします。
元旦日の出前の真っ暗な中家を出ると、
気温氷点下2℃。
氷点下の上海から飛行機で桂林へ2時間半(帰りは2時間弱)。
桂林に到着すると最高気温は10℃ちょっと、
ただ思っていたより随分寒い桂林。
緯度は香港の少し上なのに内陸は寒い。
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【漓江下り】
桂林へ行けば100%に近い人が船で【漓江下り】をする。
船が午前中に全て出てしまう事を事前に調べず、
エアチケット押さえてしまった
行き当たりなばったりな何時もの我が家。
中国人書き込み等を色々調べてみたものの、
翌日船に乗る以外方法はなく、(竹舟はあるが・・・寒い)
桂林の街は都会で1日過ごすのが勿体なく感じ、
船には乗らず、目的地を自然いっぱいの麗江下りの終着点『陽朔』として、
バスで目的へ向かうことに。
(我的には以前船に乗った事あるので全然OK)
空港から桂林市内へは専用バスで40分程、
街の中に山が普通に存在していて不思議な風景。
桂林駅バス乗り場で【陽朔行き】バス亭に行くと、客引きのおばさんがいっぱい。
無視してバスに乗り込むと、
更におばさんが乗り込んできて『船には乗らないのか?』と。
『桂林に来て麗江下りをしないのはありません!!』と強く言う。
確かに・・・
船で興坪まで行けると言いながら写真を持ち出した。
『竹舟?!』
寒くて無理と伝えると、
屋形船みたいな船の写真を出してきた。
出来るなら川を下った方が良いと思って、
おばちゃんと料金交渉、
船1隻300元(4,000円位)で貸しきりで交渉終了。
*通常の観光汽船は280元位~/1人
乗り込んだバスで楊堤まで行き、
村バスに乗り換え漁村まで。
バスの中でおばさんから干し芋なんか貰って食べたりしながら、
話好きなおばさんの話をずっと聞いていた。
田舎道をドンドン進み、
漓江の川べりの小さな船着場に到着。
『ありがとう~!』
仲介おばさんから握手を求められながら、
陸を離れる。
この満面の笑みと握手から見ると、
おばさんにアルバイト代が入るようで良かったねぇ。
おばさんと別れ、完全貸切で船出発。
船のおばさんもとっても話好き。
田舎のおばさん達、
基本は話好きで陽気で暖かくて心地良い。
船は漓江を進む。
9匹の馬が走っている絵、8年前、この風景を見た事を思い出す。
懐かしい留学時代の思い出の1つ。
閑散期でも結構な環境客が竹舟に乗っているのだが、
夏にはドンだけの人たちが此処を訪れるの?
時間にして80分位漓江を下り、
20元札に描かれた漁村興坪に到着。
『スリが多いから気をつけなよ~!!』
最後までおばちゃんの言葉はおかんみたいで暖かった。
ありがとう。
20元札其のままの興坪の風景
(ただし水が少ない)
船着き場から三輪バスでバス亭へ行き、
村のバスから40分程、陽朔の街へ到着。
陽朔の街はすごい都会に変わり、
マクドナルド、ケンタッキー、味千ラーメンまで何でもあり。
8年前は確か・・・何もなかったちいさな街だった。
中国の変化は何処も同じで変化はあっという間。
街の変化に驚きながら、
ホテル専用車乗り場からホテルへ。
専用車で走る事10分強、
偶龍河岸にあるリゾートホテルに到着。
阳朔河畔度假酒店 Yangshuo Resort Hotel
正式な★は無いようですが、
立派なホテル。
部屋の設備等は満足。
1日目の晩御飯はホテルレストランにて。
河海老とニラの炒め物
味は美味しかった!料金は上海の高級ホテル並みだったのが・・残念。
朝ごはんも書き込みで『あまり・・』という評価に期待してなかったけど、
かなり美味しかったです。
【啤酒魚(ビール魚)】
大量の野菜(トマトやピーマン)とビールで魚を煮込んだ鍋。
好きな魚を選べ、【なまず】から高級魚の【(金)桂魚】まで色々。
(種類によって500gが400円~1400円位)
好きな魚を1匹選んで、重さを測って料金確認、
辛味調味料を確認されて調理してもらった。
せっかく此処まで来たんだからという事で、
一番高かった【金桂魚】1匹800gを購入。
全く生臭さもなく、美味!!
残るだろうと思って注文した【ビール魚】、
骨の髄、残りの野菜も全て綺麗に完食した。
日本人なら喜んで食べない川魚も
水が変わればご馳走に変化。
もう一度食べたいと思う料理~
(勿論、桂林で)
西街の入り口付近にある看板ギラギラのお店。
有名人?の写真が色々はってあったり、
テレビ局が取材に来たとあったので、
はずれは無いだろうという事で此方の店舗へ。
周りの店もそれなりに繁盛してたけど、
此方は夕食時は満席でした。
【桂林米粉】
何処でも気軽に食べれる桂林米粉(ビーフン)
形状は全て丸い形の麺で、
広東料理に出る細い麺にはお目にかかりません。
米粉(ビーフン)と言っても、
地方により色んな種類があって面白い。
一番美味しかった米粉(ビーフン)はホテルで食べたこれ。
淡白な味の中にも上品なスープの味を楽しみました。
(朝ごはんのも自分で調味料が色々選べて旨かった!)
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*激辛な料理も多い桂林*
初日最初に食べたランチは旨いが辛くていっぱい食べれず。
料理を頼む時は【微辛(ウェイラー】と言うのをお忘れなく!!
*ビールはどれも旨い *
水が美味しい場所で作るからビールも美味しいのか?
景色や空気が美味しいから美味しく感じたのか?疑問。。
*スープは大きいサイズしかメニューに載ってない*
『小さいのある?(有没有小的?)』と聞けば、
大概大型店ならどんな店でもお椀で提供してくれる事が多い。
*野菜がとにかく美味しい*
日本で食べる味の濃さ、野菜本来の味が美味。
普段上海で食べる野菜の味の無さに吃驚。
朝からブロッコリーとか大量に食し、御変わり。
朝から健康的ご飯。
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【初詣】
偶々歩いていたらお寺があった此方で初詣。
鑑真和尚が海南島から水路を使って此処に到着して
暫く滞在して此処に仏教を広めたとか。。。
小さなお寺なのに入場料は20元。
ちょっと高いなぁ。。と思ったけれど、
今の中国、何処に言っても観光料金はこんなもの。
【Banyan Tree (ヒンドゥー教で言う聖木)】
森のように生い茂っているけど、実は1本の木。
入場料;20元(その辺にいるおばさんに声かけられて、おばさん介して15元になる)
最終日、ホテル敷地から橋を渡って村の生活路を適当に歩く事15分、
気が付くと・・・見たことがある風景!?!
この敷地内に到着していた。
決して不法侵入を心みたわけではありませんが、
もう一度木を拝んでおきました(笑)。
こういう田舎の観光地、実は抜け道がいっぱい。
【日月岩】
山の中腹が綺麗に穴が空き、
それがお月様の形という事でこのお名前。
一応記念撮影
8年前西町から農村のおばさんをガイド役で2人で自転車こぎながら、
此処まで見にきたのを思い出す。
小雨が降ってきたので、
小さなカフェでお茶を飲みながら雨宿り。
(オーナーはイタリア人らしい)
お茶飲んでほのぼの~
小雨になった所でホテルまで自転車コギコギ無事到着。
西街から自転車で来た人たち、
雨の中ご苦労様!
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2,3日共に最高気温5℃を切り、
お日様には一度も逢えず、桂林は本当に寒かった。
全身ヒートテック、ヒートテック靴下2枚履き、
ダウンじゃゲット、帽子、マフラ、手袋、
背中カイロの完全防備のお陰で寒さは感じず、
寒い中でも自転車で野山を駆け巡ったり、
戸外活動を十分楽しんだ今回の桂林。
行き当たりばったりの今回の桂林、
思っていた二倍楽しめた今回の桂林の旅。
8年前、香港から1人桂林へ来て、
広州から桂林、桂林から列車で30数時間かけて
独り上海へ戻ったのを思い出します。
あの頃の我・・・未だ二十代でした。
若かった(遠い目)。
本当、プライスレスな沢山の思い出
正月そうそう幸先の良いスタート!
素敵な1年にしよ~