先日、公立高校では前期試験の発表があった。
思えば、2年前の我が家はどん底の中だった。
後期試験で合格するという保証は何もなく、
ただ祈るばかりのせつない日々は
後期試験合格で終わった。
振り返れば、中学生のころの娘の口癖は
『大丈夫♪』で、
何の根拠もない『大丈夫』という言葉に
どれだけ不安だったかしれない。
娘に『根拠のない大丈夫だね~』とよく言ったものだ。
以前にも書いたが、
前期試験不合格から、
娘は一変し、
『大丈夫』とは決して言わなくなった。
私「最近、大丈夫って言わなくなったね?」
娘「大丈夫なんて言われへん!」
挫折をきっかけに
娘は『大丈夫』という言葉の
真の意味を理解したのだろう。
この二年間で随分と逞しくなったと感じる。
学習面は完全に自立し、
私の手を煩わせる事はなくなった。
そう感じているときに
偶然におもしろい記事を見つけた。
ジャパネットたかたの新社長の記事で以下の通り。
http://mainichi.jp/edu/news/20141204mog00m040014000c3.html(この記事より以下、抜粋)
受験の経験は大きいものでした。なんとなく現役のときも受かる気がしていました。今考えるとそれは「根拠のない自信」です。それに比べると、浪人時代は「落ちない気がする」と「根拠のある自信」が持てました。いろんなところに「受かるための種まき」をしていたからです。それは仕事にも共通しています。このときの経験があったからこそ、社長になると分かったときも、自信の根拠となるものを見付けないといけないと考え、その決意が結果的に商品担当者として2012、13年の売り上げに貢献できたとも思います。なのでみなさんにも自分の手で解いてみる作業をしてほしいと思います。
この『根拠のある自信』こそ、娘に目指して欲しい『大丈夫』です。
その『根拠のある大丈夫』のための種まきをし、
自分自身の力で育てていってほしいと願っています。