ユーロな日々

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監督交替を決断する時がきた

2005年06月17日 | Confed. Cup
メキシコ戦が終了してまだ半日しか経っていないのだが、コンフェデ杯は3連敗に終わる可能性がかなり高いと思う。
このままジーコに任せて、一年後にドイツに乗り込んでも、グループリーグを突破できるとは思えない。3試合を戦っただけで早々と帰郷する光景が目に浮かぶようだ。
この2週間読んだ幾つかのインタビューで、選手たちの心理や本音がわかってきた。
中でも稲本はイングランドでかなり正直に本音を吐露していた。
ジーコの中では中心選手は決まっている。それはナカタであり、俊輔だ。メンバーも早々と発表し、使われないことが判ってしまうから、何のためにいくのかという気持ちになってしまう。紅白戦や練習試合でレギュラー組を圧倒しても先発させてもらえないのでモチベーションがなくなる。自分もそうだし、満男、本山、松田にもそういう不満が強くある。
稲本の気持ちはよくわかる。
これが実力主義でないことの弊害だ。
ジーコの好きな選手、厚遇される選手が、文句のつけようのないパフォーマンスを発揮すれば、不満は封印されるだろう。そして、よし何としても追い越してやるという水面下の闘志に転化するはずだ。
しかし結果が伴わなければ、ただのえこひいきにしか映らない。
控えに回されたものは納得できないだろう。
今日も、体調が悪く、別メニューだった俊輔をジーコは先発に起用したが、まったくダメだった。ベンチの選手達がどういう気持ちで俊輔のプレーを見ていたか想像はつく。
もうひとつ稲本がもらした不満も、思っていたとおりだ。稲本は、ナカタが中盤のやり方についていろんなことを指示をしているが、本来監督のジーコが指示すべきだ、とはっきり言っている。
ボランチは素人で、一番国内組のメンバーとプレーした時間は少ない、しかもフィオレンティーナではベンチに座っていただけの選手に、「ああだ、こうだ」とえらそうに仕切られて、選手達が反発を覚えないはずがない。
福西とナカタが激しい議論をしたのは当然のことだ。
が、それをジーコが聞いて、何も判断しなかったわけだ。
驚くべきことではないか。
つまりジーコの問題は、まず、選手の起用方法が公平さを欠いてチーム全体のモチベーションを低下させていること。それから、戦術立案能力がないばかりか、監督として最低限のマネージメントをしないために、守備面でも攻撃面でも、チームの組織力を上げられないこと、だ。。ジーコメキシコ戦