ユーロな日々

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カニサレス 魂の叫び

2008年02月15日 | 欧州2010-2003
昨日のASの記事がgole.comで紹介されている。こちらは英語なので、やっと事情がわかった。
http://www.goal.com/en/Articolo.aspx?ContenutoId=585379

カニサレスは、クーマンは自分の選手生命を終わらせることはできない、自分はネスタージャを離れて別のクラブでプレーを続けるつもりだと述べた。

カニサレスは、昨年12月にクラブから締め出され、以来練習しかしていない。自分が長年尽くしたクラブ、そしてクラブの幹部からこのような仕打ちを受けていることに絶望している。
代理人が明らかにしたところによれば、クーマンは以前からカニサレスを批判してきたが、カニサレスはクーマンをまったく尊敬していないので、そのことを気にしてはいない。自分が尊敬し、評価し、信頼する人たちからの批判であればカニサレスは傷ついたろう。しかしクーマンのケースで、そのようなことはまったく当たらない。

カニサレスは言う。
「私にとって、クーマンは何の意味もない存在だ。
クーマンは尊大で、私やアルベルダにはっきりと説明する必要などない、という態度をとった。こういうことが監督としての、一人の人間としてのクーマンがどういう人物だったかを表している」

カニサレスはこの夏にクラブを離れることを望んでいる。
「現役を退くことはまったく考えていない、どんなオファーでも受けるつもりだ」

カニサレスは言う。
「私はまだ自分が現役のプレーヤーだと思っているが、クラブが交渉に応じないなら、難しい立場になる。
南米でプレーすることも魅力的だ、ヨーロッパとは違う何かがあるだろう。
私はどんな選択も排除しない。日本であろうが、オタワであろうがプレーする。
私はハードな練習を続けている。それは自分の尊厳のためでもあり、今なおクラブから報酬を得ているからでもある。
私は取り残されている。選手としての競争がなければ、真のモチベーションは維持できないからだ。
私がこれらのことをすべてできるか否かで、私の運命は決まる。
この先どこか別のチームでプレーすることができるかどうかはわからないが、バレンシアの選手としてのキャリアは終わった」

ソレール会長は今回の件でアルベルダから激しく批判されている。カニサレスも同じ気持ちだろう。
しかし、彼はクラブのやり方を批判しようとはしない。
「正直にいって、自分がなぜクラブからこんな仕打ちを受けるのか理解できない。でも、クラブと敵対したくはない。
かつて私は、信じていれば物事はかなうものだ、と言ってきた。だがそれも今ではむなしい。いまのバレンシアはみんなが求めているようなクラブではない」

バレンシアは躓き、UEFA圏内となる6位内から遠ざかっている。かつてリーガを制したころと比べ、あまりにも多くのことが変わりすぎてしまったとカニサレスは思っている。
「優勝したころと比べると、今のチームはひどい。もっと厳しい練習をし、もっと多くのことを学ばなければならない。
クラブには、監督、メディカルスタッフ、技術スタッフ、幹部すべているのだから」