ゲルマン魂をどうした？ 〔ドイツ-ブラジル コンフェデ杯〕

2-2で後半が始まって、20分までは、どちらかといえばドイツのリズムだった。
予想外の善戦、これはひょっとするとドイツが先に３点目を決めるのではないか、と思いながら見ていたが、あわやというところまではいかない。
逆にブラジルはボールを奪ってから早い攻撃を繰りだしはじめる。
ドイツを崩すイメージがチーム全体にできつつあるようなムードが漂い始めた。
ドイツにとってひやりとする場面が何度かあり、それを何とかしのいでいたが、駄目だった。
決めたのはアドリアーノ。誉めるしかない。
しかし物足らないのはその後だ。
目が覚めたような反撃、激しいプレー、そういうシーンが見られないのはどうしてだ？
ゲルマン魂はどうした？
これで負けていいのか？　ホームで・・・

ブラジルの先制点は、ラックがあった。
アドリアーノのＦＫは確かに素晴らしかったが、ディフェンダーの身体にあたってコースがかわらなければ得点になったかどうかはわからない。
２点目はＰＫだ。３点目は、文句なしに素晴らしいシュートだった。これではバティスタがベンチに座っているのも仕方ないか。モチバーションとモラルが低いロナウドも、切ったほうがいいかも知れない。
ドイツの２点目は、審判のプレゼントだ。アドリアーノの突進にＰＫを与えたレフリーがバランスをとるためＰＫと判定したのだが、ビデオで見た限りでは、バラックはわざと倒れていたようの思えた。
いずれにしても、ドイツは駄目だ。
クリンスマンでドイツ大会を迎えるのか。
ベッケンバウワーはどうするのだろうういうチームをつくろうというのか。
どういう決断がなされるのか、非常に興味深い。

〔コンフェデ杯　ドイツ-ブラジル　２-３〕