-友達とボクのお話-
三人の冒険記 番外編です。
三人はゴールした。しかしこの場所からまだ別荘に移動しなければならない。
その移動中にみんなとこの冒険での出来事を話した。
精神的に開放されたボクは、心ここにあらず。という状態だった。
よく分からなかった。自分が今何をやっているのか。
意識が朦朧としていた。 前にいる人達はどんどん先に行ってしまう。
気がついたら雪山に突っ込んでいた。
ボク:「…」
正気に戻り、追いかけようとしたが…もうみんなの姿がなかった。
しかも道は分かれ道。もちろんボクは別荘の場所を知らない。
ボク:「やばいな…でも…」
冷静だった。
ボク:「チャリが停めてある場所…そこが別荘だ」
まあ確かにチャリで来るヤツなんていない。
しかしそこは広い。
行けども行けども、チャリは見当たらない。
次に考えた。
ボク:「そうか、足跡と轍をたどっていけばいい」
チャリの轍なんてあの二人以外は有り得ない。
跡を見つけ、その道をたどった。
ボク:「こんなとこで迷子か…」
その轍と足跡は途中で消えていた。尋常じゃないほど雪が降ってきたからだ。
ボク:「うわー最悪…」
もう、疲れた…
一方、別荘では(後日聞いた)
友人:「本当によく着いたな」
リョー:「ほんと辛かったて」
オック:「めちゃ寒かった」
などの話をして別荘に入っていった。らしい…
別荘の中にて…
ハセ:「一先ず風呂沸かそう」
オック:「早く温まりたい」
そういってのほほんのしていると、最後に友人ターが別荘に帰ってきた。らしい…ちなみにハセとはこの別荘に招いてくれた張本人である。つまりは持ち主だ。
ハセ:「お、ターが帰って来た」
ター:「おー、中温かい」
ここで、ハセが気付いた。らしい…
ハセ:「あれ、シンは?」
ようやく気付いてくれた。らしい…
リョー:「!そういやシンは?!」
ハセ:「ター、シン連れて来てないの?」
ター:「え…え?だって」
ハセ:「ヤバいてー!シンは場所知らんのやぞ!」
リョー:「ター頼むて!」
ハセ:「はよ探しにいかな!」
そして別荘を出た。らしい…
一方、ボク。
メールがきたが、手がかじかんで動かない。
どの道行っても、何も見当たらない。
ボク:「ここどこだ…?」
さ迷っていると、友達がきてくれた。
友人:「大丈夫か?!」
そのまま別荘へ運ばれた…
最後の最後まで、何があるか分からない。
もう、こんな経験はしたくない…と思った。
後日談…
リョーは残念ながら、時計は当たらなかったらしい。
あと、ボク達の中で名ゼリフになったオックーの「もう少し、もう少しって!もう少しは一回でいいって!」との言葉に、オックーはひどく反省していたらしく、それについて謝られたのはつい最近のことである。
番外編… 終わり
三人の冒険記 番外編です。
三人はゴールした。しかしこの場所からまだ別荘に移動しなければならない。
その移動中にみんなとこの冒険での出来事を話した。
精神的に開放されたボクは、心ここにあらず。という状態だった。
よく分からなかった。自分が今何をやっているのか。
意識が朦朧としていた。 前にいる人達はどんどん先に行ってしまう。
気がついたら雪山に突っ込んでいた。
ボク:「…」
正気に戻り、追いかけようとしたが…もうみんなの姿がなかった。
しかも道は分かれ道。もちろんボクは別荘の場所を知らない。
ボク:「やばいな…でも…」
冷静だった。
ボク:「チャリが停めてある場所…そこが別荘だ」
まあ確かにチャリで来るヤツなんていない。
しかしそこは広い。
行けども行けども、チャリは見当たらない。
次に考えた。
ボク:「そうか、足跡と轍をたどっていけばいい」
チャリの轍なんてあの二人以外は有り得ない。
跡を見つけ、その道をたどった。
ボク:「こんなとこで迷子か…」
その轍と足跡は途中で消えていた。尋常じゃないほど雪が降ってきたからだ。
ボク:「うわー最悪…」
もう、疲れた…
一方、別荘では(後日聞いた)
友人:「本当によく着いたな」
リョー:「ほんと辛かったて」
オック:「めちゃ寒かった」
などの話をして別荘に入っていった。らしい…
別荘の中にて…
ハセ:「一先ず風呂沸かそう」
オック:「早く温まりたい」
そういってのほほんのしていると、最後に友人ターが別荘に帰ってきた。らしい…ちなみにハセとはこの別荘に招いてくれた張本人である。つまりは持ち主だ。
ハセ:「お、ターが帰って来た」
ター:「おー、中温かい」
ここで、ハセが気付いた。らしい…
ハセ:「あれ、シンは?」
ようやく気付いてくれた。らしい…
リョー:「!そういやシンは?!」
ハセ:「ター、シン連れて来てないの?」
ター:「え…え?だって」
ハセ:「ヤバいてー!シンは場所知らんのやぞ!」
リョー:「ター頼むて!」
ハセ:「はよ探しにいかな!」
そして別荘を出た。らしい…
一方、ボク。
メールがきたが、手がかじかんで動かない。
どの道行っても、何も見当たらない。
ボク:「ここどこだ…?」
さ迷っていると、友達がきてくれた。
友人:「大丈夫か?!」
そのまま別荘へ運ばれた…
最後の最後まで、何があるか分からない。
もう、こんな経験はしたくない…と思った。
後日談…
リョーは残念ながら、時計は当たらなかったらしい。
あと、ボク達の中で名ゼリフになったオックーの「もう少し、もう少しって!もう少しは一回でいいって!」との言葉に、オックーはひどく反省していたらしく、それについて謝られたのはつい最近のことである。
番外編… 終わり