今年の1月からフルートの練習を本格的に始めた(ヤマハのミュージックレッスンでフルートの個人レッスンを受ける事にした)。このフルートだか、何とも超アナログな楽器で、しかもとても難しい。本格的にレッスンに通うようになって、この難しさを痛切に感じている。
もともと、衝動買いしたフルートを独学で練習したが、結局ソラシの3音しか出す事ができずに挫折した。しかもこの3音のソラシの音でさえ安定する事はなかった。
さてYAMAHAのレッスンで、最初の2カ月で何とかソラシの3音を再度出せるようになった。しかしまたその音がなかなか安定せず。何となく安定する前に、今度は次の1カ月でミファの2音が加えられた。するとなんとなくソラシが安定し始めた。そして3か月でやっと5音(ミファソラシ)が吹けるようになった。そしていつの間にか、ソラシドレとレミファと広がり、非常に少しづつだが、確実に進んだ。
が、しかしまた、音が安定して吹けなくなり、しかしまた進むという事が繰り返された。
この間、無謀にも、今年4月に私の定年退職激励会(お祝のパーティ)で、何か一曲吹けと後輩の幹事達からの要求で、「エーデルワイス」と言う曲を吹く事にトライした。
およそ2週間ばかり、ひたすらこの曲を練習した。そして当日、曲を吹いている途中で、音が出なくなり、それでも必死に吹いてとりあえず私のフルート演奏初披露となった。練習しても練習しても途中で音が綺麗にでない事があり、本番でもそうなったらやばいなと思ったがやはりそうなってしまった。
6月の事だが、私が習っているYAMAHAのフルートの先生から、先生のお弟子さんを集めて、年一回のフルート発表会の話があった。4月に一回恥をかいたばかりの事もあり、断るつもりだったが、先生からの強力な要請で、再度トライする事にした。やはり目標があると、その為に一生懸命練習するので、かならず為になると思ったからだ。そして生徒さん同士でも友達ができるらしいし・・・
しかし、その発表曲に選んだのは、マリーの金婚式。
最初は私が弾きたい曲としてアメージング・グレースやグリーンスリーブスをあげ、その楽譜を翌週先生が持ってきて、早速練習した。先生が見本で演奏され、私も吹いて見た。すると楽譜の半分ぐらいをすぐ吹く事ができた。
翌週に再度先生が、別の曲を紹介された。そして選んだのがマリーの金婚式だった。練習する期間は約3カ月。
私が吹ける音は、低音のミファソラシド。マリーの金婚式を吹くには、更にその一オクターブ上の音が吹けなければならない。
と言う事で、6月から中温のレミファソラシドレまで練習を始めた・・・
また、吹けた吹けない。これの繰り返しだ。
7月を過ぎて8月に突入した。先日先生に聞いた。
先生、中温が全く安定しないのですが、これで金婚式は吹けますかね?と
先生曰く、演奏の一か月前ぐらいになると、皆さん心配されますよ!何んとか音が安定するのはお盆過ぎぐらいでしょうね!最悪は、低温でも演奏できますし・・・と全く心配されていない。
金婚式の楽譜は、19段もあり、1箇所はリピートも入っている。つまり繰り返しが多いがかなり長い。しかし、7月を終わったのに未だ一段もふけていない。うーんどうなるだろうか?
4月の時もかなり無謀だと思ったが、かなり気楽だった。失敗するのが分かっていたからだ。そして観客は私が(を)全て知っている人達だった。そしてフルートがどんなものかは大半の人が知らなかった。
今後は、違う。フルートがどんな物かをしている方たちだ。しかも私が誰も知らない方達だ。うーんこれはやはり問題だろう!
また無謀な事になりそうだ。あと一カ月また必死に練習しよう!
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