社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

親会社から当社の仕切り価格アップの要請

2011-05-14 07:01:44 | 会社の仕事

当社は、親会社の製品を仕入れ、それを工事する事が仕事だ。GW前にその親会社の方から、仕入れ価格を上げたい旨連絡があった。どうも、市況の影響や内製化などで原価が上がっているので、その上がり分を何とかカバーしてくれとの話らしい。私はその打ち合わせには参加していないので、詳細は分からない。

しかし休み明けの今週頭、管理職会議でいきなり社長からこの話が出た。上記のとおり、原価が上がるので、仕入れ価格を上げざるを得ないと。

そして当社の企画課長から私に、打ち合わせに使われた資料が転送されてきた。親会社の製品毎の原価アップ資料と、当社との連結P/Lと新しい仕入れ価格表だった。と言う事で、この原価アップ資料を、今週ずっと調べていた。どうもおかしい?原価は一見上がっているように見えるが、その製品のリストには、既に生産中止で最近販売されていない物も多く掲載されており、その商品毎に、97%とか103%とか増減が記されていた。確かに市況で言えば、銅などが挙がっているため、それは理解するし、確かに商品系列によっては一律104%など言う物もあるが、主力商品では、おおむね98%ぐらいかなと等と考えながら、アップしている商品を元に試算した。

どう考えてもおかしい。アップしてい分を試算しても、親会社が言う程、悪くはならない。これはおかしい。別の理由がありそうだと予測し、マイナス要因から先にアップ分を試算したが、今度は原価が下がる商品を試算した。

唖然とする結果が待ち受けていた。一番は昨年後半に新発売した主力商品の昨年比が無かった。すぐ本社コンピュータにログインして、その商品を調べて、試算すると、主力商品だけで、大きく利益を出す事が分かった。

つまり、当社の社長や企画課長は、商品毎の原価増減リストでは何も分からなかったし、そのトリックに仕込まれた意味も理解はされていなかった様だ。そして昨日親会社の財務担当管理職に連絡を取った。

私曰く「所で、原価リストからすると、原価は上がらず、逆に今年の販売計画で行くと大幅に利益が出ますよね?」
「そうです」

私曰く「だから原価が上がるから仕入れ値も上げるではないですよね?」
「そうです」

私曰く「販売数量が昨年より下がる計画と、中国プロジェクトの費用が増えるからその分をカバーしてくれといっているのですね?」
「そうです」

やられた。そう親会社の財務担当管理職は全て理解と言うか私が調査・試算した事は全て知った上で仕掛けたのだった。そう確信犯だった。だから最後に「確信犯ですね?」と言った所、正直に「そうです」と返事された。

それを当社の社長や課長は原価が上がるからとの理由で、その要求を飲まざるを得ないと思っていたようだ。と言うか、原価リストには過去の商品も含めて記載されており、その商品の機種コードが何を意味するかを詳細に理解している訳ではないからだが・・・。

つまり親会社の担当管理職は、嘘を言っているわけでもないが、資料から何が本当なのかを、それを理解しなければ、それで済ます事を考えていたようだ。しかし、私が実際のデータつまり事実と、彼の本音、つまり言いたかった事を言ったらすんなり認めた事で、ある意味からの本音は聞く事は出来たが・・・。

さて、今後もこういう騙しあいが続くのだろうか?自分たちの扱っている商品の機種コードぐらい覚えて欲しいが、それよりこんなので親会社と戦えるのだろうか?最もその担当管理職が問題なのではないが、その上もおバカさんなので、何とかなるだろう。私がいなくても・・・。


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