先週の休みに、この伊藤忠商事の岡藤社長の記事を読んだ。この中に、『「パソコンの前に座っているだけで商売なんてできまっかいな」。社長就任後、真っ先に会議と書類を減らした』との言葉をあった。そして『会議は上司が不安だから開くもの。報告を聞いて安心したいだけ。でも部下は上を見てものを言うから本音はでない。そんな会議のために分厚い資料作りに追われるのも無駄。社長になって半年で、会議と資料の35%を削減しました。』の文章に感銘を受けた。
理由は、敢えて言うまでもなく、多くの企業がこの会議の為の資料作りを行っているからだ。もちろん当社も親会社も例外ではない。とにかく会議が多い。そしてその為の資料作りが多くなる。その間、仕事をする時間が減っている事になる。まさに岡藤社長の言葉「パソコンの前に座っているだけで商売なんてできまっかいな」となるが、これを言えるトップはそうはいない。本音ではそう思っていても、トップダウンで実行される方は少ないだろう。
親会社のトップが、予算の責任部門のトップだった昔に、予算の報告に行った時に言われた。『報告に来なくても良い。そんな暇があったらカタログを持って客先をまわれ。全員で客先を回らせろ。』(もちろん海外のお客様だが・・・)『そして当然英語は話せるな!』と。ウーン。これはこれで、もっときつい。企画担当も営業に行けと。しかも海外へ。当時の私の上司は、『ハイもちろんです。彼(私)は中国語もできます。』と恐ろしい返事をしていた・・・。二人とも英語さえ話すのは問題だったのだが・・・。
マアーいずれにしても、トップの言いたい事は同じだろう。やはり、答えは現場にしかなく、決して会社の机やパソコンの中にはない。
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