今年の入社式の訓示として、井上礼之ダイキン工業会長兼最高経営責任者(CEO)の記事を見かけた
「目標がその日その日を支配する」という私の好きな言葉がある。夢や目標を持つ人とそうでない人とでは日々の過ごし方が変わってくる。自分なりの高い目標を持ち、目標達成のため、困難から逃げずに立ち向かえる人になってほしい。 |
素晴らしい訓示だと思う。多くの経営者の訓示が新聞で紹介されているが、今年はある意味歴史的な年となろう。まだ大震災で多くの方が苦しまれている中で、社会にでる新社会人へ期待する意思が、直接的にでた訓示が多い様だ。もちろん震災で被害を受けなかった企業でも、今年は全く不透明だ。輸出型企業である当社グループでもその影響は計り知れない。
さて、この「目標がその日その日を支配する」と言う言葉は多くの方が座右の銘とされている様だ。
明治時代の詩人・教育者の後藤静香(せいこう)氏の著書『権威-珠玉の言葉があなたを変える』善本社(2001/1)に収められている「第一歩」という詩のなかの一句。
第一歩
十里の旅の第一歩 |
多くのアスリートの方が好まれて使われている様だが、すばらしい言葉だ。そしてこれはアスリートでなくとも、新入社員へ送る言葉としても素晴らしい。これからの長い人生に常に自分で目標を立ててそれを一つ一つずつクリアして行く事がその成長につながるのは間違いない。
そしてそれは私にも言えるかも知れない。が、すぐ先に定年が見えている私にとっての目標とは何だろう。既に会社での立場、つまり出世等はこれ以上は望めない。それどころか、今年から給料も、引退並みにとは言えないが、大きく下がる。昔の定年の年を超えたからだ。そして今の仕事は生き甲斐のある魅力ある仕事だろうか???
これはどうも新たな目標を作らなければ、その日が支配できない事になりそうだ。おそらく新しい人生で何をやるか?それが明確にならなければ、見えてこないのかも知れない。いや実はやりたい事は決まっている。それを仕事を理由に、先延ばししているだけだ。そう再度新しい目標を設定しよう。そしてそれを日々できるような環境を整えよう。そうすぐ取りかからなければ、定年があっと言う間に来てしまう。
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