やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

それは,そうなんですが・・

2015-06-16 07:32:32 | 今日のやれこら
「パサ,パサ,パサ,パサ」
駐車場上空の電線です。
曇り空の中,ハトが,次から次へと留まります。


“えっ,あっ,また増えた”
“1,2,3,4,・・・・・,12,13,14”

“2×14=28も目が有る,あのハトに頼んでみようか”
ハトに頼みたいのは,愛用の「手ぐわ」探しです。

なんでも無意識に置いて,元の場所に戻さず,探しまわる悪い癖なんです。
“又,やった!”
“まず,「最後」に使った日と場所を思い出さないとなぁ”
ハトが電線に留まったのは,その「最後」を思い出そうとしていた時だったんです。

“庭と畑でしか,使わないはずだからなぁ”
    庭木の間も捜しました。
    サツマイモ・ジャガイモ・トウモロコシ,畝の間も捜しました。
“敷いたワラと同色だからなぁ”
    スイカの間も,目を凝らして捜しました。
それでも愛用の「手ぐわ」が,見つかりません。

今日の仕事は,畑の草取りに決めていました。
その草取り必需品,「手ぐわ」がいくら探しても見つからないんです。
私には,ちょうど良い加減に手になじみ,使い勝手が良いんです。

「あっ!!こんな所に有った」
柿の根元でフキの葉に埋もれ,半年後に見つかった事もある「手ぐわ」です。  

“コラコラ,もう少し待て”
カメラのシャターを切った途端です。
一羽のハトが飛び立ち,仲間がそれに続きます。

“ハトに頼めないなら,自力しかないかぁ”

「有ったぁ!!,こんな所に有ったぞう」

2度目の畑周回で,やっと「手ぐわ」を見つけました。
スイカを囲った狸除けネットの直ぐそばです。
敷きワラと同化して,老化した目では見つけるのが難しかったんです。

「見つけたぞぉー」,自慢げに,言いました

『道具を元に戻していれば,探さなくて済みますよ』

それは,そうなんですが・・・


やっと見つかった,愛用の「手ぐわ」です。