やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

「記念写真」

2015-07-28 07:31:19 | 今日のやれこら
台風12号の余波でしょう。
朝の内は小雨も降り,時折風が枝を揺らしていました。
その雨もあがり,厚い雲の間から薄日のさすようになった午後。

「シャン,シャン,シャンシャン,ジャンジャン,シャンシャンシャンシャン」
庭木の間で,クマゼミが一斉に鳴き始めます。

「群れだ,群れだ」
庭木にとまって,シャンシャン鳴いている“者”がいます。
樫の木から,金木犀に場所をかえるのもいます。
モミジから,松に飛んでいく“者”もいます。
クマゼミは頻繁に,木と木の間を飛び交います。

“飛び回っているのは,メスかなぁ”

「こっちのオスが,魅力的」
「いや,あっちの方が,強そうだ」

「鳴き上手」なオスを捜して,近づいては見たけれど・・・
間近で見た「セミ相」で,気が変わり・・・

飛び回っているのは,メスばかりかと思いましたが,違います。

“おっ,樫の木に留まった”
モミジから移動して来た“者”が,とまるなり「シャンシャンシャンシャン」
移動しているのは,オス,メス,関係ないようです。
“我が庭で飛び交うのも何かの縁,「記念写真」を撮ってやろう”


“今日の天気ではなぁ”
撮ろうとしますが,曇天です。
枝の中でレンズを上に向ければ,どちらを向いても「逆光」になります
おまけに雨で,幹の色もセミに同化しています。
上手な「記念写真」には,ならないんです。
金木犀の中で,クマゼミ「5匹」,写っている“はず”の「記念写真」です。


「カユカユカユカユ」
雨上がりの庭です。
当然のことながら飛び回っていたのは,クマゼミだけでは無かったんです。