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意識

2023-04-30 06:17:09 | Weblog
今日は夜勤

出勤までのシミュレーションを
ルイボスティーを飲みながら行っている



やみそうにない


子供の頃に受けたトラウマになる出来事は
後の人生に大きな影響を残す。
そのトラウマを抱えたまま生きていた女性利用者さんが
一昨日亡くなった。
彼女と話した内容はよく覚えており
おそらくトラウマが原因で起こされている
拒否、威圧、他者を試すための問題行動など
複雑な言動についてずっと考えていた。

自己肯定感を下げたくない=虐めや同情を認めたくない
生まれながらに抱えた難病とそれによる虐め
家族に疎まれてはいまいかと心配しながら過ごした日々。
施設に入れられて、それが自分を含めた全員に
良い事だと思い込ませた気持ち。
すべて話し合ったことだが、もう一度反芻している。

容姿のことで虐められ、カレーに砂を入れられてから
カレーが食べられなくなっていた。
本当の愛情が欲しくて問題行動を起こして
人の出方をうかがい、その人の真意を見抜いていた。
確かに賢かった、そして安心できる場所を探していた。
自分は生きてて良いんだという確信
誰かの役に立つという証明を探していた。
自分に与えられた運命に翻弄されながら
その答えを探すことに一生懸命に生きた人生だった。
もう話す事は出来ないけれど
その答えを私も探し続けようと思う。


最新の量子力学では、意識という物が取り沙汰され
それを理解するに、この世は仮想現実という事を
避けては通れなくなっている。
意識という物が素粒子の動きを決め
人の意識は命に宿る物以上に、遙か膨大な量で
どこかに存在している。

それがリ・イン・カーネーション
輪廻転生と結びつき、仏教の教えと紐づけられている。
もし意識が転生により何かを行おうとするものならば
どんな状態や環境に生まれようが
それは何らかの意味を持っていることになろう。
ならばその難病と知的障害を抱え
子供の頃に虐めなどの様々な環境に曝された事も
何らかの意味があるという事になろう。

辛かったろうと思う
彼女の人生はいったい何だったのだろうか?
理屈抜きに同情したくなるが
それは彼女が一番嫌うことなので行わない。

意識というものが永遠なら
彼女の意識はずっと先のいつかに
また私と出会うだろう
その時まで、お互いに意識を研鑽しておこうじゃないか。