「大発明だ!」シュタークスミス博士は叫んだ。「これで若さが保てるぞ!」
博士が発明したものは、小型の加湿器のようなものだった。吹き出し口から出る透明の気体を吸い込むと、細胞が活性化され、結果的に若さを保つと言うわけだ。
博士は顔を近づけ、気体を吸い込んでみた。全身に力が漲って来るのが分かった。
「そうだ、この気体を吹き出し続けておけば、若さを保ち続ける事ができるのではないだろうか?」
博士は装置の目盛りを最大にした。シュウシュウと吹き出す音が強くなった。室内に気体が拡がって行く。さらに力が漲って来る。
「これで明日はさらに若返っているだろうな。夢よ、もう一度ってわけだな。ふっふっふっ」
部屋の灯りを消してベッドに入ろうと思い、博士がスイッチに手をかけた途端に灯りが消えた。停電だった。
博士はばったりその場に倒れてしまった。停電で装置の電源が切れてしまい、反動で一気に歳を取ってしまったのだ。
「夢よ、もう二度と・・・か」
すっかり老人となってしまった博士はつぶやいた。
無理は本当にからだに毒なのだ。
博士が発明したものは、小型の加湿器のようなものだった。吹き出し口から出る透明の気体を吸い込むと、細胞が活性化され、結果的に若さを保つと言うわけだ。
博士は顔を近づけ、気体を吸い込んでみた。全身に力が漲って来るのが分かった。
「そうだ、この気体を吹き出し続けておけば、若さを保ち続ける事ができるのではないだろうか?」
博士は装置の目盛りを最大にした。シュウシュウと吹き出す音が強くなった。室内に気体が拡がって行く。さらに力が漲って来る。
「これで明日はさらに若返っているだろうな。夢よ、もう一度ってわけだな。ふっふっふっ」
部屋の灯りを消してベッドに入ろうと思い、博士がスイッチに手をかけた途端に灯りが消えた。停電だった。
博士はばったりその場に倒れてしまった。停電で装置の電源が切れてしまい、反動で一気に歳を取ってしまったのだ。
「夢よ、もう二度と・・・か」
すっかり老人となってしまった博士はつぶやいた。
無理は本当にからだに毒なのだ。
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