お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 26 ~さまよえる宇宙人~

2008年04月24日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、宇宙人と接触しました」
「異星人か地球外知的生命体と言うのだ」
「『迷ってしまった、困った』と、下手な公用宇宙語で通信して来ています」
「なんと。その様子では近距離航行しかしないローカル宇宙船だな。迷惑な話だが、とりあえずは援助の旨を通信し、相手の宇宙船のデータを送ってもらって分析だ」
 隊員は隊長の命令通りに行なった。
「隊長、公用宇宙語が下手なはずですよ。相手の出身宙域は公用宇宙全図に記載されていません。未知の宙域の宇宙人です!」
「では探し様がない。援助は取り消しだ!」
「もう手遅れです・・・」
 隊員はメイン・スクリーンを指差した。
 そこには数え切れないほどの宇宙船が集まり始めている様子が映し出されていた。
「なんと、集団迷子だったのか!」



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