お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

イソップ話への考察

2009年01月07日 | Weblog
「ウサギとカメ」
 寝てしまったウサギを起こす事なく横を通り過ぎて勝ったカメ。なぜか釈然としない。たとえ負けても、男なら正々堂々と勝負して欲しかった。でもそれだと「正直者はバカを見る」になってしまうか・・・


「コウモリ」
 鳥と獣の争いで、自分の命を守るために最大限に工夫をしたコウモリ。平和が訪れた途端に両陣営から爪弾きにされてしまった。平和の陰でいつも誰かが傷ついているものだ。


「アリとキリギリス」
 なんとプロレタリア文学な内容か。でも、アリが優位に立った時にキリギリスに見せる残酷さは、ある意味、搾取側が見せる横柄で差別的な態度にも見えるのだが・・・


「金の卵を産むアヒル」
 欲を出しすぎてアヒルの腹を割ってみたが、何も出てはこなかった。だが、生き物はいずれ命を終えるもの。あまりに頼りにし過ぎると、いなくなった時に、どうしてよいか分からなくなってしまう。無いものと諦めた方が、次の手を打つ機会も増すものだ。


「オオカミと少年」
 もっと、とんでもない野郎をわたしは知っている。しかもそいつはのうのうとして、結構良い暮らしをしていやがる。言った者勝ち、信じるものを集めた者勝ち。それが現実だ。





web拍手を送る

にほんブログ村 小説ブログへ



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コーイチ物語 2 「秘密の... | トップ | コーイチ物語 2 「秘密の... »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事