お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

裏シャーロック・ホームズ その2

2007年09月27日 | 裏ホームズ(一話完結連載中)
「ああっ、ホームズ様!」

 突然押し入ってきた四人の若者たちに、依頼主のエミリィ嬢はさらわれてしまった。

「なんと言うことだ! おい、ホームズ!」

 私は憤慨し、立ち上がった。

「ちょっと前まで、少しの小遣いと名探偵の助手だとの名誉で満足していたのに!」

 どたどたと階段を降りて行く足音を聞きながら、ホームズは微笑した。

「それだけ皆大人になったんだよ、ワトソン。あのベーカー街不正規隊の連中も」


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