思い付きブログ

K、ガルパン、ペットな彼女の感想

 2012年秋アニメの感想の続きです。

◎「K」

 キャッチコピーは「キズナ」。
 2011年3月11日の大震災後、現実世界でもさかんに「絆」が言われるようになりましたが、どうも、安易かつ軽薄に使われている気がして仕方がないです。
 あるいは、みんな一緒、という間違った意味で。

 絵は、全体として綺麗でしたが、バトルシーンの戦い方に工夫が無かったです。


 さて「総員、抜刀!」と言うと、整列して「○○、抜刀!」と順番に名乗って刀を抜くのは、多くの声優の声が聞けるからということで、その間に攻撃されたり敵に逃げられたりしたらどうするんだとかを気にしてはいけないのでしょうが、

 例えば多くのバトル系アニメでは、襲い掛かるときに、ヤー、とか、オリャー、とか、わざわざ言って自分の存在を知らせていますが、それは心の中の声であって実際は声を発していないと思えば良いのですが、「○○、抜刀!」はそう解することも出来ないわけで、コメディならいいですがシリアス系なので、どうもしっくり来ない。


 さてさて、主人公の伊佐那社(cv浪川大輔)は、優しくおっとりな話し方ですが、それが、何やら隠していそうな、何かを隠すためにとぼけていそうな、実際にホラばかりをふいているように、そんな腹黒さを感じさせる話し方で、殺されそうになっても、落ち着きがあって、慌てず騒がず、ひょうひょうとしているところ、気になっていました。

 社は、自分が、第一王権者の、不老不死の「白銀の王」であることを記憶喪失していたとか。

 疑われるような話し方をする時点で、その話し方は駄目だろうと思いますが、となると、社の口調は、とぼけている話し方ではなく、チャランポランな話し方と解さなければいけないのでしょう。最終(13)話でもチャランポランと言われているように。
 でも、自分が王であると思い出し、王として話すとき命令するときは、それらしい立派な声の話し方なので、やっぱり、とぼけている話し方にしか聞こえない、というだけの話です。


 さてさてさて、美男子が超能力のような異能力をもって戦う、7人の王の確執や争い、それらに仕える者達の争いという話ですが、所詮、ヤクザやチーマーのような徒党を組んだ者達による自分達の都合による抗争のようにしか見えず。

 こういう世界の人達は、仲間意識が強いですが、それは上下関係の縦社会の中における意識であり、上の命令は絶対という意識であり、それって「キズナ」とか「絆」と呼ばれるものとは似て非なるものなのですが。

 王同士の横の関係の「キズナ」のことだとしても、友達同士でもある王同士が王としての使命(青の王)と個人の情念(赤の王)のために戦って殺しあっているのですから、それが「キズナ」の帰結というのでは、「キズナ」が可哀想です。



 「謎が謎を呼ぶ、オリジナルアニメーション作品」のキャッチコピーは「キズナ」。
 そして、「90年代のセカイ系、00年代の日常系に続く新たな『10年代テーマ』」という、大きく出たアニメ
で、続編決定のCMもありました。


 はてさて取り敢えずはそれほどのアニメではなかったのですが、アニメ界に新たな地平をキズけるのかどうか、続編も様子見です。



◎「ガールズ&パンツァー」

 戦車道は乙女のたしなみ、伝統武芸、だそうで。
 女子高生が戦車に乗って実弾を撃って他の高校と戦う、伝統的なクラブ活動だとか。

 秋葉原にあった、実物大の絵。第2次世界大戦中やそれ以前の戦車のアニメなので、戦車が意外と小さいです。


 セーラー服とかの高校の制服を着て戦うとか、
 ヘルメットをつけないとか、

 そこは、制服の方が萌える人が多いから人気も出るよね、ってことでいいとしても、
 そこは、可愛い顔を見せるためにはヘルメットは邪魔だよね、ってことでいいとしても、

 相手の戦車や乗員に大怪我をさせないために威力の弱い実弾を使うとか、
 街中での戦闘で家を壊しても後で補償されるから、町の人も壊されても気にしないどころか喜ぶ人もいたりとか、

 そこは、高校のクラブ活動だから、ってことでいいとして、
 そこは、戦車道は世間からも支持されていて高校野球の戦車版、ってことでいいとして、

 女子高生がたくさん出てくるとか、

 そこは、萌え萌え、ってことでいいとして、

 戦車がきちんと描かれているとか、
 高校と町が空母のような大型艦だとか、

 そこは、ミリタリー趣味にも対応しているから、ってことでいいとして、

 茨城県大洗町とタイアップしいるとか、

 そこは、観光PRとアニメの持ちつ持たれつの関係だからいいとして、

 西住みほ(cv渕上舞)らの県立大洗女子学園は、全国大会で優勝しないと廃校になるとか、
 戦車数や戦車の質で劣るのに、みほ達は優勝するとか、

 そこは、だって主役だし、だってコメディだし、だって萌えアニメだし、ってことでいいとして。



 まあ、キャラの多くは単純に可愛いとは思いましたが、話としては私の好みではないのは、好みではないのだから、ってことでそこはいいとして、

 秋山優花里(cv中上育美)の髪のハネ具合は気に入りました。


 アニメでは、もっと可愛くハネていたんですけどねー。



◎「さくら荘のペットな彼女」

 1人ではパンツもはけない、何も出来ない、極めて優れた画才を捨てて漫画を書き始めたペットな彼女。
 クライマックスの、さくら荘の面々が高校の文化祭のために作ったアニメ、ちょっとどうなの、という内容なのは、御愛嬌と思うしかないのでしょう。

 もう書くことがないので、秋葉原で撮った写真でも。






【shin】
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