思い付きブログ

トータル・イクリプスの感想

 2012年夏秋アニメの感想で、面倒になってきたので簡単に。

◎「トータル・イクリプス 」

 全体として、まあまあでした。
 思ったより恋愛の話が多かった感があり、唯依が1、2話のトラウマを乗り越えるためにも手っ取り早いものとして必要だったのでしょうが、1、2話の雰囲気からするともう少し少なくても良い気もするし、という少し複雑なところです。

 いずれにせよ、中原さんの、厳しく、冷たさのある、澄んだ、凛とした役、ツンから徐々にデレていく役、と言うか、中原さんの声は好きです。
 この一文だけでこのアニメの感想は終わったようなものなので、以下は余談です。


→始まったときの感想

○ さて、1、2話のシリアスというか、現実的というか、火星から月経由で攻めて来た強くて数が多いBETA(人類に敵対的な地球外起源種)にほとんど歯が立たない日本の戦術機(ロボット)の話でしたが、3話以降はアラスカで各国協力しての新型戦術機の開発とBETAとの戦いの話で、技術も進歩したようで、数的に劣勢ながらも、まともに戦えるようになりました。

 1、2話の3年後の3話からは雰囲気が変わって別のアニメに感じたのは監督が変わったこともあるようですが、そもそも唯依の過去話と現在の話という異なる話であることもあるでしょうし、また、1、2話の雰囲気で2クールも話が続けられるとも思えませんし、武道館でイベント(2013年2月)を行う程の人気も出るとも思えませんので、雰囲気を変えたのは商業上は当然の判断だったのでしょう。

 私はシリアスでハードな内容も好きなので、あまり多いと疲れますがそういうアニメが1クールに1つや2つはあってもいいと思うので、1、2話の雰囲気で描き切ることに実験的にでもチャレンジしてもらいたかったですが、1、2話はアニメオリジナルで、3話以降は原作あっての話のようなので、仕方ないでしょう。


○ ユーラシア大陸のほぼ全域が壊滅し、世界人口も半減し(20数億人が死亡)、アラスカで各国がある程度の協力をして新型戦術機を開発することになるわけですが、技術を盗もうとしたり、ほとんど全ての国が自国が優位になることしか考えていなかったり、現実的と言えば現実的です。

 そこまでの危機的状況になったら、各国とも、もっと協力できないものかと思ったりもしましたが、私もまだまだロマンチストですな。

○ 始まったときの2話の感想で次のことを書きましたが、

 「唯依(cv中原麻衣)と何かと対立していた山城上総(cv植田佳奈)がベータにやられ、食べられそうになる直前に殺してと叫ぶが殺せなかった唯依。それを見て、複雑な表情で何かを言いたげな上総。食べられる上総。錯乱気味になる唯依。
 その少し前で、唯依に襲い掛かるベータを近すぎるとして上総が撃てなかったことと合わせ、この辺は、アニメが終わったときに改めて考えたいなと思います。 」

唯依に自身の未熟さとトラウマを植え付け、その後の新型戦術機開発やBETAとの戦いで時節思い出させ、悩ませるため、そしてユウヤに対してツンからデレになる過程を見せるため、といったことによって話に深みがあるように見せるためであって、
一方、
上総は、仲が悪いというほどではないものの何かと対立してきた唯依に死んでもらいたいからという感じもしなくはないですが(撃っても撃たなくても唯依の命に関わる。)、上総が近過ぎて撃てないと言って和泉(cv金元寿子)の方を見て、唯依は和泉に撃てと言っているので、言葉通りに唯依の安全のために撃てなかったのでしょう(和泉が撃つ前に駆けつけた教官が撃ってくれて唯依は助かる。)。

 まあ、そんなものでしょう。

○ 唯依とユウヤ(cv小野大輔)の対立から理解、恋愛。ユウヤを好きになった他の兵士と唯依の恋敵の関係。
 恋愛の話については、特に書くことも無く。

 3話以降は雰囲気は明るめになって戦いは減ったものの、容赦なく仲間が死に、多数を救うために少数が犠牲になるところはあまり変わらずシリアスではあるので、飽きさせないためには必要なのでしょう。

 あまり露骨なのは多くないので、息抜きの萌要素として許容範囲ですが、ちょっと恋愛話が多かった気がするのは、1、2話の雰囲気からしてもっとシリアスな話を予想していたからでしょう。



【shin】
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