思い付きブログ

「めだかボックス」の性善説と暴力、「クイーンズブレイド」の感想

 春アニメ感想の続きです。
 豊崎愛生さんは、めだかでは主役、クイブレではメインですが、クイブレでも実質的に主役みたいな感じ。

●「めだかボックス」

 めだか(cv.豊崎愛生)が死闘を経て勝ったものの入院している間の最終話、実質的にめだかは出てこなかったです。

 3人になった生徒会で、事件が起こらないので、これまでの事件はめだかがいるから起こったのかと高貴(cv.浪川大輔)が冗談半分で言ったところ、もがな(cv.茅野愛衣)が、率先して事件を起そうかと言ったところ、高貴が、事件のために事件を起すなんて、メディアミックスのためのメディアミックスが横行するアニメ業界みたいなことをしては駄目だろ、と。善吉(cv.小野友樹)も同じことを言うと。

 大事なことだから2回言ったと?。

 ちょっと苦笑いです。そういうものだと分かっていることをわざわざアニメの中で言われても、何か言い訳がましくて。
 だったらメディアミックスをするなよ、と。



 で、話を最終話の途中に少し戻して、もがな曰く、めだかはトラブルの種を掘り起こしたり育てたりしているだけで、皆がなあなあにしていることに波風を立てて花を咲かせているのでは、と。
 つまり、根本的な解決をしているということでしょう。


 現実世界では、相手を信じることと叩きのめすこととを上手く組み合わせるやり方が実行できるとは思えませんが、(そこはギャグ系のフィクションなので気にすべきところではなく、)めだかが根本的な解決を図っていることは確かでしょう。

 力で抑えることなどにより校内暴力は減ったけどイジメが増え、潜在化した分、発見が難しくなった1990年代頃からの学校の変化みたいなもので、根本的解決がなされないと対処療法でしかないですからね。
 尤も、抑えつけたからだけではなく、社会や生徒の変化が、校内暴力からいじめに移行させた面もあるでしょうけれど。(まあ、イジメや校内暴力の解決は不可能と思いますけれど、改善は図ってもらいたいものです。)



 さて、最終話で、気弱で真面目に将棋をしていない将棋部長の沙小枝(cv.井口裕香)が、頭が転げ落ちそうで怖いからって、いつも両手で頭を支えているのは、何なんでしょうかね。

 自分が優秀で何でも知っているから他人よりも頭が重たいという、優越感の表れではなさそうなので、単純に考えれば、大きな心理的不安の表れなのでしょうが、王将の駒がなくなったという将棋部の問題が解決されても治らなかったから、それ以外の不安(自信のなさを含む)か、別の原因なのでしょう。

 予想外に将棋部長になってしまったプレッシャーかも知れませんが、取り敢えずは単なるギャグとでも思っておきます。


 しかし、真面目に将棋をしていないのに沙小枝のヘアピンが将棋の駒の「歩」だなんて、それ程将棋好きではなさそうなのに、一体、何なんだか。

 「歩」は一番下っ端の駒だから、部長なのに弱くて向上心にかける沙小枝には、「歩」が丁度良いのかも知れませんが。



 そう言えば、最終話で、めだかは王将で王手をしかねない、と善吉達が言ってましたけど、王将で王手ができるのは確かですが、次の瞬間に王将は敵に取られ、負けるしかないと思うのですが、何か負けない手がありましたっけ???



 なお、半袖(cv.加藤英美里)のギャグな振る舞いが良いアクセント。
 高校1年生なのに支持率98%で生徒会長になり、あり得ない超人ぶりと上から目線性善説(今は不良で性格が悪くても、かつては天使のように純朴だったに決まっている、不幸にも愛情や環境に恵まれなかったから悪くなったに決まっている、それを治してやろう、治してやれる、と信じているところとか)のめだかばかりでは、いくらギャグ系フィクションとは言え、ちょっと何だか、と思いそうなところ、半袖のおかげで物語全体のバランスが取れ、それなりに楽しめた感じ。



 ところで、最終話の1つ前で、生徒会の仲間達が傷付けられて怒っためだかは我を忘れて相手を殺しかねない勢いでした。
 そこまでの現実的な感情を持つということは、更生させることを諦めたことになり、自らの上から目線性善説を捨てたことになるのでは。
 それは、めだかは完璧超人ではないということにもなり、それはそれで親しみは持てるようになったのは良いのですが、最後に2期始動とあったところ、今後、この矛盾を抱えたままどう展開させるのか?。ギャグ系だから矛盾は無視して進めるのか?。一応、心に留めておきます。




●「クイーンズブレイド リベリオン」

 各期に1作は出てきた、パンツ丸見えでバトルして服が破け、大小の胸やら何やらがポロリ。ブルーレイを買うと、ボカシは取ってますよ、ってやつですね。
 もう、この際、それはそれでいいや。買う気もないし。

 しかも、これでは、ビキニ形の超振動装置を付けて、胸と股間に超振動を与えると強くなると。
 いい意味でも、悪い意味でも、アニメは先に進んでいるのだな、、、、、と思った次第。


 しかし、豊崎愛生さん演じるミリムが超振動装置の第一号実験体で、快楽に身悶えながら戦うなんて。
 豊崎さん、そんな役は断れば良いのに。
 大人気声優なのだから、他にいくらでもアニメに出られるでしょうに。と言うか、いくつか減らしても何ら問題ないでしょうに。

 それとも、ドMと言われているらしい豊崎さんだから、ドMの役とかも、嫌々演じる状況とかも好きだとか?
 まあ、事務所の都合なのでしょうけれど。

 豊崎さんも好きなだけに、何だかなあ、と思います。


 キャラ原案が何人もいてキャラは概ね可愛いし、声も概ね良いので、そこは楽しみましたけれど。

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん
 めだかは、半袖が良い感じだったのと、豊崎さんが好きなためもあってか、取り敢えず見られました。

 クイブレは、ブルーレイを売るためのエロでしょうからねぇ。。。売れてなんぼの世界ですからねぇ。残念ながら仕方ないのでしょうね。

 スフィアクラブは、古典的なコントとかがかえって新鮮で、以外と楽しめました。
 豊崎さんの「ですぞ」は変でしたよね。それも無理矢理やらされているのだと思って、豊崎さんはやっぱりドMなんだなとか思いながら見ていました(笑)。
ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
めだかボックスは、かなり微妙。
学園モノのフィクションレベルをマックスにして観てましたけど、色々無理。
今のジャンプって、ギャグのバランスもストーリーのバランスも、こんなに悪い作品ばかりになっちゃったのかな……

クイーンズブレイド リベリオンは、エロなくして、もう少しストーリーよくすればいいのに。
なんで女ばかり戦ってるのか、説明ってありましたっけ?
どんなに頑張っても同じ格闘技を学んだら男が絶対強いんだから。
女性しかいない…みたいな設定なら「まぁ仕方ないか」って思うけど
そこそこ男も出てきてましたよね?
豊崎愛生は、スフィアクラブ観てから本人が嫌いになっちゃいました。
演技で「○○ですぞ」って台詞がいっぱいあって、それが生理的に嫌悪感が…演技と分かっててもそのイメージが離れなくて…あの人の顔見ると嫌悪感が出るように……
スフィアクラブであのシナリオ書いたライター、責任取れよ!!
ちなみに、スフィアクラブ観て、戸松遥も嫌いになりました。
あの2人の演技、目の前でやられたら殴りそう……
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