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「若おかみは小学生!」(劇場版)感想

【ネタバレ】

◎「若おかみは小学生!」(劇場版)

「春の屋には、たくさんの 出会いが待っていた!」

2020年5月にNHK(Eテレ)で放送していたので。
2018年9月21日公開、高坂希太郎監督、吉田玲子脚本、令丈ヒロ子原作、94分。

上中下で上の下くらい。
おっこが出来過ぎなのでこのくらいにしましたが、公開当時に見た人の評判はもっと上に思えるくらい良かったと思いますし、そのくらいに評価する人がいても良いと思います。
なお、児童文学が原作で子供向け映画ですから、その観点からすれば後者の評価の方が妥当かも知れません。

関織子(おっこ)(cv小林星蘭)、秋野真月(cv水樹奈々)、立売誠(ウリ坊)(cv松田颯水)、秋野美陽(cv遠藤璃菜)、鈴鬼(cv小桜エツ子)、おっこの祖母の関峰子(cv一龍斎春水、花澤香菜(少女時代))など。

なお、TV版では美陽のcvは日高里菜さんでしたが、キャラの性格がかなり変わっているので(ざっくり言うと、優しい→きつい。)、アリでしょう。





○おっこの両親が交通事故で死んで、小さな旅館を経営する祖母に引き取られ、話の流れで若女将になると言ったおっこ。
積極的に若女将になったわけではないですが、真面目なのでしょう、一生懸命に取り組むおっこ。

いつの間にか後を継ぐという気持ちが明確になっていった経緯はあまり明確には描かれていませんが、限られた時間で全てを描く必要はないのでそういうものでしょう。
温泉街で一番人気で一番大きいと思われる秋好旅館の後継ぎで同じクラスの真月は意識が高く、後継ぎとして学校でも旅館業の勉強や企画を考える毎日。それに影響されたのでしょうし、接客をしているうちに気持ちが固まっていったのでしょう。

おっこの考えが甘いと真月は思っていますが、アレコレあっておっこも頑張りますし、おっこの頑張りも認めるようになる真月。

○途中までは両親の幻を見るおっこ、幽霊のウリ坊と美優(真月が生まれる前に7歳で死んだ、真月の姉。)も見えるおっこ。
いずれも見えなくなっていき、喪の仕事(喪の作業)が終わったということになりました。

公開当時、見た人が感涙するシーンのことがネットで出ていましたが、ここか、と分かりやすく出てきます。

子供としての感情よりも若女将としての対応を優先させたおっこ、優先できたおっこですが、出来過ぎとも言えます。
それなりに泣き叫んでいますから、見た人はそれで納得してねということなのでしょう。
子供なのに喪の仕事での感情の表出が少なめなのも気になりますが、そういう子供もいるでしょう。

接客の中で大人になっていったということもあるでしょうけれど、それが小学6年生のおっこにとって幸せなのかは分かりません

○2018年4月から9月の日曜の朝にTVアニメ版(15分×全24話)が放送されていのを見ましたが、時間帯からしても子供向けの作品です(但し、映画とは観点が異なっていて、喪の仕事はほとんど描かれず、若女将としての奮闘や友情が主。出来も今一つ。)。映画も基本的に子供向けでした。

子供向けなので抑え気味の表現だったのだろうか、と思っています。そういう描き方は理解できますが、少し物足りなさを感じましたし、説得力が少し弱めに感じました


【shin】

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